【「サイン」連載企画】《第3回》柚木の恩師・兵藤を演じる西田敏行にとって“芸能界の弟子”とは!?「しょっちゅう飲みに行ってます」

【「サイン」連載企画】《第3回》柚木の恩師・兵藤を演じる西田敏行にとって“芸能界の弟子”とは!?「しょっちゅう飲みに行ってます」

──真実は、勝たなければ“真実”にはならない──。最高視聴率25.5%を記録した韓国の大ヒットドラマを基に、テレビ朝日が日本バージョンにリメーク! 「サイン―法医学者 柚木貴志の事件―」として、どこまでも“真実”と“正義”に忠実に、遺体の声なき声に耳を傾ける法医学者たちが、不都合な“事実”を隠蔽する権力社会に立ち向かっていきます。インターネットTVガイド連載企画の第3弾は、柚木の恩師で、日本法医学研究院の院長も務めた“法医学界の良心”兵藤邦昭を演じる西田敏行さんにインタビュー! 出演の決め手や、西田さんご自身の“弟子”について、また、芸能界での友人との裏話まで、盛りだくさんでお届けします。

──今回お話を受けた際の率直な心境をお聞かせください。

「“今度『サイン』というドラマをやるんだけど、お付き合い願えないか”と、内山(聖子エグゼクティブプロデューサー)さんからオファーがあって。『ドクターX~外科医 大門未知子~』(テレビ朝日系)でずっとやってきている内山さんの頼みなので、断る理由もないですし、『やりましょう!』と。早急に韓国版のオリジナルのDVDを見たんですけど、もう本当に一気に見ました。すごく面白かったので、『ぜひやらせてください!』という感じでしたね」

──非常に雰囲気の良い現場と伺っています。

「空気はいいです。話が話なので、解剖室も多く出てきますし、遺体になられる方も絶えず大変なメークをしてくるわけですよ。寝返りも打てませんし、呼吸もできませんからね(笑)。そういった方たちへのねぎらいといいますか。優しさが現場に反映されているんじゃないですかね」

──「サイン」は法医学を題材にしたドラマですね。

「『解剖の結果』というのは、よくドラマでも出てきます。なので、耳なじみはあると思うんですけれども、いざ法医学者にスポットライトを当てるドラマというのは、まだまだ少ないですよね。そういった意味ではこの『サイン』というドラマは、それを正攻法でぶつけている珍しいドラマです」

──韓国版を一気に見てしまうほどに引き込まれた要因はなんでしょう?

「死因をどうにでも隠蔽(いんペい)できる最後のとりでにいる中で、『遺体は絶対にうそをつかない』という法医学の鉄則から真実を導き出そうというのは面白いですよね。また、巨悪に対して法医学者が孤高に立ち向かっていくというシチュエーションも面白いなと思いました」

──オリジナルを見ることで、役作りの上ではどのような影響がありましたか?

「こっちはこっちのオリジナリティーを主張しながらも、原作の持っているイメージも大事にしたいなと思いました。僕のやっている兵藤邦昭の役柄は、韓国でも非常にキャリアのある俳優さんがなさっていて。深い演技に感銘を受けながらも、僕なりのオリジナリティーも出そうという感じです」

──ではここでフランクな質問を。サブタイトルの「法医学者 柚木貴志の事件」にかけまして、ここ最近の“事件”は何かありますか?

「米倉涼子ちゃんが主演の舞台『CHICAGO』が、ブロードウェーで公開になりまして、その時のカーテンコールの映像を送ってくれたんです。お客さんが喜んでてね。歓声が聞こえましたし、その中で何回もカーテンコールをしている涼子ちゃんの動画はうれしかったですね」

──非常に近しい間柄なんですね。すてきです。

「ニューヨークに行くまでは涼子ちゃんの体調が本調子ではなかったみたいなので、みんなで心配していたんです。元気そうで良かったな~」

──大森南朋さん演じる柚木貴志と、仲村トオルさん演じる伊達明義は、兵藤からすると弟子だと思います。西田さんにとって芸能界の“弟子”といえばどなたでしょう?

「僕は友達だと思っていますけど、濱田岳ちゃんなんかは僕のことを師匠って呼んでくれますね」

──なるほど、元祖と2代目浜ちゃんコンビですね(笑)。一緒に飲んだりもしていますか?

「しょっちゅうです(笑)。時間さえあれば飲みに行くんですけど、最近彼も忙しいのでね。出演しているドラマを見ては、『面白かったよ~』なんてLINEをしたりして。今回、岳ちゃんから『サイン』を見てそういうLINEが来たらうれしいな~」

──最高の師弟関係ですね! では最後に視聴者の皆さんへメッセージをお願いします!

「次々と事件が起きていきていく中で、孤高にも一人の若き法医学者が巨大権力に向かって立ち向かっていく姿は、ある種のカタルシスを感じていただけるような仕上がりになっていると思います。最後には信じられないようなどんでん返しも待っているかもしれません。そのあたりも楽しみにしていただいて、最後までご覧いただけたらと思います」

──西田さん、ありがとうございました!

【プロフィール】


西田敏行(にしだ としゆき)
1947年11月4日生まれ。福島県出身。67年に「渥美清の泣いてたまるか」(TBS系)でドラマデビュー。「いごこち満点」(76年/TBS系)や、「西遊記」(78年/日本テレビ系)などに出演し、81年のNHK大河ドラマ「おんな太閤記」では準主役を務めるなど活躍。「もしもピアノが弾けたなら」(81年)など、音楽活動も精力的に行う。88年から主演を務めた映画「釣りバカ日誌」ではハマちゃんこと浜崎伝助を演じ、約22年間にも及ぶ人気シリーズとなった。現在もドラマ「釣りバカ日誌~新入社員 浜崎伝助~」(2015年~/テレビ東京系)でスーさんこと鈴木一之助役を演じている。ほか「ドクターX~外科医・大門未知子」シリーズ(13年~/テレビ朝日系)や、「民王」(15年/テレビ朝日系)、「家族ノカタチ」(16年/TBS系)など出演作多数。

【番組情報】


「サイン―法医学者 柚木貴志の事件―」
テレビ朝日系
木曜 午後9:00~9:54

【プレゼント】


西田敏行のサイン入り生写真を2名様にプレゼント!

https://twitter.com/internetTVG/status/1156848810611449857?s=20
さらに、ツイート内のリンクをクリックし、必要事項を入力してください。

●締め切り:2019年8月19日(月)正午

●発表方法:当選者の発表は、賞品の発送をもって代えさせていただきます。あらかじめご了承ください。

テレビ朝日担当 I・S
撮影/尾崎篤志

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