須藤元気が国会に初登院、議員の立場で格闘技界に貢献したいこと

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国会に初登院した須藤元気。胸には議員バッジ

 8月1日(木)先日の参議院選挙で当選した議員が国会に初登院。そこには立憲民主党比例代表で初当選した元格闘家の須藤元気の姿もあった。記者が須藤に集まり相変わらずの人気ぶり。本会議終了後、須藤の国会事務所を訪ね話を聞いた。

 須藤は初登院の感想を「自分が現役だった頃は、格闘技ブームだったこともあり、大晦日のK-1Dymamite!!に出場していた頃を思い出しました。いわゆる囲み取材ですね。格闘技のときはインタビュースペースでしたが、今回は国会議事堂前。夢の中にいた感覚でした」と喜びを語った。今後は拓殖大学レスリング部の監督と国会議員の2足のわらじで活動することになる。

 12年続けた拓殖大学の監督も五輪までだという。「政治の世界に行こうと決断したときから、次の世代に譲ろうと準備はしてきたのですが、東京オリンピックまで続けてほしいということを言っていただいていますので、東京オリンピックまでは責任を持って続けさせていただきます。今月エストニアで開催される世界ジュニア選手権にも同行します」と来年の五輪までは監督を続けるという。

 ダンスパフォーマンスのWORLD ORDERはメンバーに任せ、プロデューサーの立場は退いている。

格闘家時代は奇抜な入場パフォーマンスも人気だった須藤(右)。カンフー衣で入場し、そのまま試合を行ったことも(06年3月・HERO'S)

 格闘技の選手時代にインタビューした折、「将来は政治家になる」と言っていた須藤は格闘技にプロデビューしたときから政治家を目指していたという。
「プロデビューが20年前ですから、20年前から言い続けていたんですね(笑)。そんな自分が今日初登院させていただきました。入場パフォーマンスが終わってリングインし、スタートに立ったところです」と格闘技を例にとり、これから国会に挑む決意と覚悟が伝わってくる。

 議員としてレスリングや格闘技でやりたいことは、現役時代から言っていた『We Are All One』。スポーツや格闘技を通じての外交だという。
「スポーツというのは例えば格闘技であれば「拳で語り合える」というように非言語で通じ合える部分があります。スポーツを通じて国際交流を進めていきたいです。スポーツは平和に繋がる。オリンピックは戦争が絶えない時代が続き、4年に1度くらいは戦争をやめ、スポーツで競い合おうという理由から誕生しているんです」とスポーツでの平和外交の積極的な推進を目指す。

 さらに須藤は「議員会館内には道場もウエイトトレーニング施設もあります。将来的にですが『格闘倶楽部』をつくって超党派で盛り上げることができるといいですね。それが格闘技界でも中立した機関ができてまとまった大会ができるといいですね。まだまだ新人でやらないといけないことが多いですけど進めていきたいです」と、ここでも『We Are All One』を目標とし進めていきたいと語った。(取材:三次敏之)