若手俳優×声優界の帝王×参院選tvk「選挙Link~猫と夜ふかし」に迫る!

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7月21日に投開票が行われた第25回参院選。神奈川県を主な放送エリアとするテレビ神奈川(tvk)では、同日夜に神奈川選挙区の開票状況を伝える参院選開票特番「選挙Link」を同局の報道番組「News Link」に出演する柳田純司、青木梨紗の両キャスター進行の下、2部構成(第1部=午後7:55、第2部=午後11:00)で放送した。

このうち、第2部は“若者と潜入”をテーマに「選挙Link~猫と夜ふかし」のタイトルで、tvk昼の情報番組「猫のひたいほどワイド」(通称・猫ひた)とタイアップ。同番組リポーター“猫の手も借り隊”のレジェンドである俳優の小早川俊輔、大矢剛康、太田裕二、竹内寿が登場した。また、ナレーションには同局でシリーズ化されているバラエティー番組「森川さんのはっぴーぼーらっきー」でもおなじみの声優・森川智之を迎え、“見やすくて聞きやすい選挙番組”をキーワードに届けた。今回はその詳細と同局の試みに迫った。

番組は、柳田、青木両キャスターにtvk報道部佐藤浩二記者を交え、開票結果の詳報や当選者との中継に加え、「年金制度」「消費税増税」「憲法改正」についてスタジオに招いた当選議員から、それぞれの意見を聞いた。

番組冒頭で柳田キャスターから「『猫ひた』の代表としてぜひ爪痕を残してもらいたいです」と声を掛けられた猫ひたメンバーは、選挙や社会問題に関する「潜入リポート」を担当した。

小早川は横浜市中区の開票所から中継で出演し、開票作業の様子を伝えたほか、開票作業開始前の午後8時に当確の情報が発表される理由に注目し、マスコミの出口調査について紹介した。

候補者の選挙事務所を訪問した大矢は、選挙スタッフの作業や候補者の街頭演説に密着。本番の数時間前も選挙事務所に向かい、候補者の“当確の瞬間”を目の当たりにした。

「神奈川県内の在日米軍基地」が潜入テーマになった太田は、横須賀市で“横須賀軍港クルーズ”に参加し、在日米軍や海上自衛隊の艦船をリポート。その後は綾瀬市と大和市にまたがり米軍と自衛隊が共同使用する厚木基地へ足を運び、基地が日常化している様子を周辺住民の声とともに伝えた。

ラストの竹内は、若者が抱える学費問題として、学生時代の奨学金を返済しながら働くフォトグラファーの男性を取材。奨学金の返済が日々の生活に与える影響などを聞き、学費の問題が夢に向かって努力する若者たちの負担になっている現実に疑問を投げかけ、若い世代に投票の大切さを訴えた。4人は日々の『猫ひた』で積み重ねたリポート力を発揮。加えて、それぞれの個性を出して、親しみやすさで視聴者との橋渡し役を担った。

また、スタジオでは駿台予備学校講師の村中和之氏による解説企画も実施。4人が回答者となるクイズも交えながら「参議院」「日米関係」「学費問題」について解説を届けた。

一方、青木キャスターから“声優界の帝王”と紹介された森川は「普段は台本があり、セリフを読むのが仕事ですが、今日はものすごくアウェーで緊張しています」と冒頭で本音を漏らしながらも、スタジオの一角から落ち着いた口調で生ナレーションを行った。コマーシャル前の予告は、ハリウッド俳優やアニメなど自身が吹き替えを担当する人気キャラクターを演じて視聴者を楽しませた。

放送中には視聴者からメッセージがTwitterで寄せられ、多くの反応があったことが伺えた。異色の選挙特番が誕生した背景やその狙いについて、番組を企画したtvk報道部の栁舘拓也ディレクターは以下のように語る。

「『選挙』=難しい、『選挙特番』=堅苦しいというイメージをぶち壊したい、というのが企画のスタートでした。特に若者は“投票率が低い!”といわれますが、そもそも自身と政治の「接点」を感じることがそう多くないでしょうし、テレビでは政治家や識者が専門用語ばかりで話をしています。それではより投票への足は遠のき、当然番組も見てもらえません。これは報道の責任でもあると常々感じていました。そこで肩肘張ることなく見られ、選挙への『取っかかり』にもなるような番組をつくりたいと考え、『猫ひた』とのコラボを企画しました。自分と大して年齢も変わらない若手リポーターたちが、冗談を交えながらも、選挙の舞台裏や社会問題にぶつかっていく。その姿を見て、『自分の一票でも何かが変わるかもしれない』『こんなことも政治と関係していたんだ』と感じてもらえるはずだと思いました。また聞いているだけで眠くなりそうな選挙情勢も、声優さんの美声にかかればむしろ耳を傾けたくなるものへと変わります。聞きやすさは分かりやすさにつながり、声優さんは若者にとっても非常になじみ深い存在です。そこで選挙特番としては異例の試みですが、声優さんに生ナレーションをお願いしました。普段は選挙に行かない、興味がないという人たちが、楽しみながら見ることができる。そして今後の選挙につながるキッカケを得られる。そんな番組を心がけました」

また、選挙特番に初参加した小早川、大矢、太田、竹内の4人について、栁舘ディレクターはこう振り返る。

「やはり皆さん、最初はテンションが迷子になっていました(笑)。突然の報道畑、それも『選挙特番』ですから無理もありません。『本当に自分で大丈夫ですか』と、不安の言葉もよく口にされていました。しかしいざ取材が始まると、企画の意図をしっかり汲んでくれ、どんどん自分らしいリポートを展開してくれました。さらには議員への突撃インタビューなど、報道記者もヒヤヒヤするような取材も、自分発信で進めてくれました。さすがレジェンドたちですね、むしろこちらが引っ張ってもらった印象です。彼らがより頼もしく、大好きになりました」

インターネットTVガイドでは、特別企画として番組終了後に小早川、大矢、太田、竹内の座談会を実施。「選挙Link~猫と夜ふかし」の裏話も聞くことができるインタビューの詳細はhttps://www.tvguide.or.jp/feature/specialinterview/20190801/02.htmlをチェック!