『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』公開! 英国イチ強くてセクシーなスキンヘッド、ステイサムのオススメ主演3作

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『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』©UNIVERSAL PICTURES

超人気アクションシリーズ『ワイルド・スピード』のスピンオフ、その名も『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』が2019年8月2日(金)から公開! 同シリーズでバッチバチにやり合ってきたジェイソン・ステイサムとドウェイン・ジョンソンのW主演、そこにイドリス・エルバとヴァネッサ・カービーという旬の2人を加えた豪華すぎるスピンオフ作品だ。

ステイサムを知れば『スーパーコンボ』が100倍楽しめる! オススメ主演3作品

『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』©UNIVERSAL PICTURES

コッテリとしたアクションやコミカルな掛け合いが楽しい『スーパーコンボ』は、まるでステーキをおかずにカツ丼を食べるような濃厚さ。そんな最高級エンタメアクション映画を100%楽しむために、食前の運動を兼ねて過去のステイサム作品を観ておくことをオススメしたい。『ワイスピ』シリーズの古参ファンから未見の映画ファンまで、もれなく楽しめるステイサム作品は以下の3作だ!

ターゲットは元特殊部隊員! 元殺し屋が超危険なミッションに挑む『キラー・エリート』

『キラー・エリート』©2011 Omnilab Media Pty.Ltd.

実話ベース(政府は否定)の小説を映画化した『キラー・エリート』(2011年)でステイサムが演じるのは、スゴ腕の元殺し屋ダニー。世知辛い稼業に嫌気が差し足を洗っていたダニーだが、任務中にヘマをした元同僚のハンター(ロバート・デ・ニーロ)を人質に取られ、かつての仲間たちとともに渋々新たな依頼を受けることになる。しかし、それは英特殊部隊SASへの報復という超危険なミッションだった……。

『キラー・エリート』 DVD:¥1,429+税 ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント

なんといっても、テンポの良い展開とパキパキしたキレのあるアクション描写が本作の大きな魅力。集中して観ていないと話のスジが分からなくなるほどのテンポの良さで、全編にわたって疲れるほどの緊張感が漲っている。ダニーたちの仕事ぶりは実話ベースということが信じられないくらいストイックなのだが、決して手際が良いというわけでもなく、絶妙に野暮ったいダサさが逆にリアルだ。

『キラー・エリート』©2011 Omnilab Media Pty.Ltd.

ダニーたちの仕事を阻止しようとぴったりマークするのは、元SAS隊員のスパイク(クライヴ・オーウェン)。こちらも孤高のエージェントといった風情ではなく、除隊したSAS隊員を報復行為から守る秘密組織“フェザーメン”の駒にすぎない。相棒を救うべく殺しを請け負った元殺し屋と、狙われた元同僚たちを守るため単独行動に出る元SAS隊員……原作小説の作者が元SASだけに人物描写がやけに生々しく、観客が容易に感情移入できないようなクセ者だらけなのである。

『キラー・エリート』©2011 Omnilab Media Pty.Ltd.

中盤までにドン臭い連中はほとんど死亡し、ステイサムのキレッキレなアクションタイムに突入。特に終盤、椅子に拘束されたままの格闘シーンはスタイリッシュかつ泥臭くて最高だ。また、メインキャスト3名だけでなく、ベン・メンデルソーンやドミニク・パーセル、エイデン・ヤング、イヴォンヌ・ストラホフスキーなど、現在映画やドラマで活躍する旬の俳優たちにも注目したい。

ホームレステイサムが紡ぐ哀しい恋の物語!『ハミングバード』

『ハミングバード』©2012 Hummingbird Film Investments LLC

他のステイサム作品とは一味違うステイサムを見たいなら『ハミングバード』(2012年)がオススメ。なにしろ登場シーンからして、ざんばら頭でヨタヨタ歩きの路上生活者である。しかもチンピラにカツアゲされそうになり、逃げ込んだ高級マンションで身なりを整えて、いつもの見慣れたステイサム化……。そんな衝撃展開にワクワクが止まらない。

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同作のステイサムは戦地での経験によってPTSDに悩まされている元軍人のアル中おじさんで、今は路上仲間のジャンキー少女イザベルと、心優しいシスターのクリスティナが数少ない理解者という慎ましさ。それもそのはず、監督は『イースタン・プロミス』(2007年)の脚本を手がけたスティーヴン・ナイト! 英国アンダーグラウンドの視点から経済格差や治安の悪化を容赦なく描き、ある事件をきっかけに自分を取り戻そうとする男をステイサムに演じさせている。

『ハミングバード』©2012 Hummingbird Film Investments LLC

搾取される貧しい人々、光を見出せない冷たい暴力、つらい過去を抱えた哀しい男と女の儚い交流……。『ワイスピ』シリーズの100倍くらいキツい現実を突きつけてくるシビアな作品だが、もちろんステイサ無双なフルボッコシーンもふんだんにあるので、いつものアクション映画ファンも必見だ。ポーランド出身のアガタ・ブゼクが演じるシスター・クリスティナの幸薄美女ぶりにも要注目。

スタローンからバトンタッチ! アクション映画界の世代交代を実感『バトルフロント』

『バトルフロント』©Homefront Productions, Inc. 2013

映画の成り立ち自体がアツいステイサム作品といえば『バトルフロント』(2013年)だろう。なにしろ脚本を手掛けたのはあのシルヴェスター・スタローンで、自ら主演する予定だったところを「彼にはこういう経歴も必要」とステイサムに譲ったというのだ。アクション俳優の世代交代を実感するという意味でも感慨深いし、師弟関係にも似た彼らの絆を感じることができるエピソードではないか。

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物語は、幼い娘とともに亡き妻の地元で暮らす元麻薬潜入捜査官のステイサムが、とあるトラブルからチンピラに命を狙われ……というのが大筋。“ナメてた◯◯が実は元◯◯でした系”ではあるのだが、少し器用に身を守っただけで大騒ぎになるような田舎町なので、序盤の格闘アクションは最小限。しかし徐々に家族の危険を感じ、やがて殺しのスキルを披露しなければならなくなる過程がスリリングで、完全に無双スイッチが入ってからの手際の良さがズバッとカタルシスを与えてくれる。

『バトルフロント』©Homefront Productions, Inc. 2013

さらに、度を越したモンスターママをノーメイク(?)で演じるケイト・ボスワースはアカデミー賞モノの憎たらしさで、その兄でありステイサムを狙うチンピラを演じるジェームズ・フランコも最高のクズっぷり。ビッチな彼女役のウィノナ・ライダーの出演は当時ちょっとしたサプライズだったが、『ストレンジャー・シングス』を経た今になって観ると不思議な気分である。ところが彼らも完全な悪人というわけではないところがミソで、まさかの倉本聰や山田太一のドラマのような後味も……。つまるところ、やっぱりスタローンは偉大なのであった。

『キラー・エリート』『ハミングバード』『バトルフロント』は、ムービープラス「『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』は、CS映画専門チャンネル ムービープラス「特集:ドウェインvs.ステイサム」にて2019年8月放送

ドウェイン参戦『ワイスピ』作品の紹介はこちらから!