朝ドラ「なつぞら」に柴田明美役で出演の鳴海唯「2人の姉に影響されて似てくる部分も」

2018年に女優活動を開始し、オーディションでNHK朝の連続ドラマ小説「なつぞら」の柴田明美役を見事獲得した女優・鳴海唯(21)。
女優活動をはじめ間もない彼女が、どんな思いで朝ドラ撮影に挑んでいるのか話を聞いた。

柴田明美は、柴田家の次女で、長女の夕見子とは7つ違い。自由に振る舞う姉・夕見子とは対照的に、いつでも家事を手伝うしっかり者。物心がついたときから柴田家にいるなつを、本当の姉のように慕っている。

――朝ドラ出演が決まって、その時の心境は?
「オーディションを受けた事は親には言ってあったのですが、親から毎日のように結果を聞かれまして(笑)、結果が出るまで時間が結構あったので、ほぼほぼ諦めていたのですが……その頃、胃腸炎だったのが、連絡が来たその日からご飯が食べれるようになったぐらい嬉しくて、現実かな!?っと理解するまですごく時間がかかりました」

――意気込みは
「全力投球で挑もう!という気持ちだったのですが、撮影に臨む前からずっと緊張していたので、とりあえず気持ちを落ちつかせて、役を演じる事だけ集中しようって気持ちで臨みました」

――朝ドラの撮影はどんなですか?
「私は勝手に1人で緊張していたんですけど、現場の雰囲気はすごくあたたかくて、和やかで、キャストの皆さんもカメラが回ってないところでも和気あいあいとしていました。柴田家の撮影が初めてだったんですけど、最初に現場に入ったときは、只々、『テレビで見てる人達が居る(笑)』って感じで本当に私はここに居るのか!?って感じでドキドキしてたんです。すでに柴田家の空気感というのは出来上がっていて、私がセットに入っても快く柴田家の空気で迎え入れてくださって、私の緊張もそれですごくほぐれました、お芝居がスタートしたら全然緊張することとなく出来ました」

――鳴海さんが演じる柴田明美はどんな子ですか?
「今の現状としましては、すごく真面目で、お姉さんの『夕見子』とは対照的な性格です。私の中では末っ子はわがままな感じだったのですが、兄妹の中で一番しっかりしているイメージで、柴田家の中で話すときに、明美ちゃんが放つ言葉が柴田家の空気を引き締めるんです。雰囲気を変えるキャラクターだと思っています。他の兄妹と違うところは、明美ちゃんが物心つく前から『なつ姉ちゃん』と一緒に居ることで、本当のお姉ちゃんの様に慕っているところですかね」

――どんなところを見てもらいたいですか?
「明美ちゃんはこれから、どんどん成長して、ある人物に憧れて、皆さんが思っているのとは違う以外な職業に就くと思うのでお楽しみに。これから明美ちゃんが、夕見姉ちゃんとなつちゃんとを見て育ってきた妹なので、2人にすごく影響されながら似てくる部分もあったりだとかして、どういう風に成長していくのか注目してもらいたいですね」

――豪華キャストの先輩方を目の当たりにしてどうです?
「自分の力不足を感じたのはもちろんですけど、多くの俳優さんからいろいろ学ばせてもらいました、『こんな事二度とないんじゃないかな』というぐらい……。明美役に関しても子役の平尾さんから引き継ぐのが遅いので、皆さんの中にあるイメージの明美ちゃんをちゃんと引き継げるのか不安だったのですけれど、松嶋さんに『すごい明美ちゃんだね!セリフの言い回しが明美ちゃんでビックリした』って褒めてい頂いて嬉しかったです。お母さん役の松嶋さんにそう言っていただけた事に感無量でした」

――ズバリ目標は?
「NHKの朝ドラに『ヒロイン』という形で帰ってこれたらなぁと思います」

――大好きな食べ物は「とんかつ」と聞きましたが、一番のお気に入りの「とんかつ」はどこ?
「高田馬場の『とん太』さんが私は好きですね。お店の雰囲気も、作ってる方の雰囲気も全部含めて『とん太』が一位です。この味をこの値段で出して良いのかなって思うくらい美味しいです、開店30分前に行って並びます(笑)」

<鳴海 唯>
女優。1998年、兵庫県西宮市生まれ。2018年から女優として活動開始。映画やミュージックビデオなど幅広く活躍中の注目新人女優。大好きな食べ物は豚カツ。インスタグラムアカウント:@narumi_05

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