1つのSNS投稿が生んだ奇跡… ファンが球場で155キロ剛速球→MLB球団と契約

アスレチックスと契約を結んだネイサン・パッターソン(画像はスクリーンショットです)

アスレチックスが23歳右腕パッターソンと契約 球場のスピードガン計測がきっかけだった

 アスレチックスは23歳右腕、ネイサン・パッターソン投手と契約を結んだ。球場内に設置されたファン用のスピードガンで剛速球を投げたところ、球団関係者の目に止まって契約を勝ち取ったという。MLB公式サイトの動画コーナー「Cut4」が伝えている。

 記事によると、パッターソンは兄弟2人でロッキーズの本拠地クアーズ・フィールドへ。そこで球速を計測する「スピード・ピッチ・チャレンジ」に参加したところ、最速96マイル(約154.5キロ)の剛速球を投じた。この衝撃的な投球を兄弟のクリスチャン・パッターソンが自身のツイッターに動画付きでアップ。「皆さん、僕たちはロッキーズの試合に行き、ネーサンがスピード・ピッチ・チャレンジに参加し……96マイルの球を投げたんだ。MLB、彼と契約して!」と綴ったが、本当にMLB球団と契約したというのだ。当のパッターソンは自身のインスタで喜びを綴っている。

「この気持ちを言葉にできません。ここまでの過程に携わってくれた皆さんに感謝しきれません! ここまでサポートしてくれたトレーナー、コーチ、友人、皆さんに感謝します! この機会を与えてくれたアスレチックスに感謝します!」

 パッターソンは高校時代まで野球を続け、アスレチックスとは今年2月から連絡を取っていたという。球場での球速計測でMLB球団との契約を勝ち取った強運をいかし、メジャーデビューへつなげたいところだ。(Full-Count編集部)

© 株式会社Creative2