デルタ航空、東京/成田〜シンガポール線から撤退 9月22日で

デルタ航空は、東京/成田〜シンガポール線から、9月22日をもって撤退することを決めた。

現在はボーイング767-300型機を使用して、1日1便を運航している。大韓航空との共同運航(コードシェア)によって、アメリカからシンガポールへのアクセスは維持する。デルタ航空太平洋地区広報部は、「米国〜シンガポール間は引き続き、仁川経由の大韓航空とのコードシェア便をご利用いただけます。」と市場撤退ではないことを強調した。

現在はボーイング767-300型機を使用して、1日1便運航している。成田空港からの以遠権を活用した路線は、上海/浦東、ソウル/仁川、バンコク、台北/桃園線などの運航をすで取りやめ、現在はマニラとシンガポールの2路線のみに縮小いている。2018年からは大韓航空と共同事業を展開し、仁川国際空港では第2ターミナルに集約。アジア路線は大韓航空と共同運航(コードシェア)を拡大していた。

成田空港を発着するデルタ航空の路線は、シアトル、ポートランド、デトロイト、アトランタ、ホノルル、シンガポール、マニラの7路線。羽田空港の発着枠拡大に伴い、アメリカの航空会社に割り当てられる発着枠12枠のうち、デルタ航空はシアトル、ポートランド、デトロイト、アトランタ、ホノルルの5都市を結ぶ路線で仮割当お受けている。すでにミネアポリスとロサンゼルスへの路線を展開しており、成田空港を発着する路線のほとんどを羽田空港発着路線や、大韓航空とのコードシェアでカバーできる状況で、成田空港からの撤退も現実味を帯びている。

デルタ航空太平洋地区広報部に成田空港からの撤退についてコメントを求めたところ、「米運輸省の最終承認が降りましたら、本社が正式に発表する予定です」と回答した。

■ダイヤ

DL169 東京/成田(17:20)〜シンガポール(23:45)

DL168 シンガポール(05:45)〜東京/成田(14:05)

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