MotoGPチェコGP初日を制したのはヤマハのクアルタラロ。中上はFP2で転倒喫し12番手

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 MotoGP第10戦チェコGPのフリー走行1回目、2回目がブルノ・サーキットで行われ、MotoGPクラスはファビオ・クアルタラロ(ペトロナス・ヤマハSRT)が初日総合のトップタイムを記録した。また、12番手で終えた中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)はセッション終盤に転倒を喫したが、起き上がって歩く様子が確認されている。

 2019年シーズンの後半戦の幕開けとなるチェコGPでは、第8戦オランダGPのフリー走行1回目で転倒を喫し、胸椎を骨折したホルヘ・ロレンソ(レプソル・ホンダ・チーム)が欠場。代役としてステファン・ブラドルがエントリーする。また、チーム・スズキ・エクスターからはテストライダーのシルバン・ギュントーリがワイルドカード参戦している。

 フリー走行1回目は気温23度、路面温度29度のドライコンディションで行われた。セッションの半分を終えた20分を経過するころ、マルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)が1分56秒948のタイムでトップ。2番手にジャック・ミラー(プラマック・レーシング)、3番手にはアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ・チーム)のドゥカティ勢が続く。

 一方、ファビオ・クアルタラロ(ペトロナス・ヤマハSRT)はトップから約1.4秒差の13番手。モンスターエナジー・ヤマハMotoGPのマーベリック・ビニャーレスやバレンティーノ・ロッシ、チームメイトのフランコ・モルビデリが4番手から6番手付近の上位につけているのに対し、ヤマハ勢のなかで一人、下位に沈む。

 セッションが終盤に入っても上位に大きな順位変動はなかったが、残り時間5分を切ったところでギュントーリ、ミゲール・オリベイラ(KTMテック3・レーシング)、ビニャーレスなどが続々とタイムを更新。ビニャーレスはマルケスから0.034秒差の2番手につける。

 一度はポジションを落としたドヴィツィオーゾもタイムを更新。再び3番手につけると、ドヴィツィオーゾはさらにタイムを詰め、1分56秒919でマルケスのタイムを上回り、トップに浮上。ドヴィツィオーゾはこのタイムでフリー走行1回目を制した。

 2番手にはマルケス、3番手にはビニャーレスが続き、4番手にはオリベイラ、5番手にはギュントーリがつけた。クアルタラロは最後まで10番手以上に浮上することなく、18番手。第8戦オランダGPの決勝レースで激しい転倒を喫し、左足首に負傷を負った中上は17番手でフリー走行1回目を終えている。

 また、このセッションではダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ・チーム)が新しいフェアリングのドゥカティ デスモセディチGP19で走行を行った。

■FP2は終盤にタイムを更新したクアルタラロがトップ

 フリー走行2回目も気温、路面温度ともにフリー走行1回目からほぼ変わりなく、ドライコンディションでスタート。セッション序盤にはアレックス・リンス(チーム・スズキ・エクスター)がトップにつけていたが、中盤にはビニャーレスが1分56秒084のトップタイムをマーク。リンスはこのセッションで、新しいフェアリングのスズキGSX-RRで走行を行っている。

 セッション中盤、ロッシのマシンから白煙が上がる。ロッシは白煙を上げながら、スロー走行でピットに戻った。

 残り時間20分となるころには、中上がトップから0.645秒差のタイムをマーク。3番手に浮上する。さらにミラーがタイムを更新して2番手につけると、ミラーはその翌周にもタイムを短縮する。

 残り時間5分を切るころ、序盤からタイムを更新せずにいたマルケスが1分55秒825を記録してトップに立つ。マルケスがこの日初めて1分56秒を切るタイムをマークした。続いてドヴィツィオーゾもタイムを更新し、2番手に浮上する。

 そんな中、ここまで上位のポジションに顔を見せずにいたクアルタラロがマルケスのタイムを0.023秒更新するトップタイム、1分55秒802を記録する。クアルタラロはこのタイムでそのままフリー走行2回目を制し、また、総合としてもトップで初日を終えた。

 2番手にはマルケス、3番手にはミラー、そして4番手にはドヴィツィオーゾと5番手にビニャーレスが続いている。チーム・スズキ・エクスターのリンスは6番手、セッション中にマシンから白煙が上がったロッシは9番手だった。

 一時は3番手につけた中上は、セッション残り時間2分となるころに転倒を喫したが、起き上がって歩く様子が確認された。中上は最終的に、トップから0.860秒差の12番手だった。