鷹・千賀が今季初完封で首位決戦制す、楽天が3位に浮上…2日のパ・リーグは?

ソフトバンク・千賀滉大【写真:荒川祐史】

千賀は育成出身選手最多タイの通算52勝、オリックス増井は通算500試合登板

 パ・リーグは2日、各地で3試合が行われ、ソフトバンク、楽天、オリックスがそれぞれ勝利した。首位攻防戦を制したソフトバンクは、2位日本ハムとのゲーム差を「2.5」に広げた。

 ソフトバンクは敵地で日本ハム戦に2-0で勝利。エースの千賀が9回1安打無失点8奪三振5四球の今季初完封で10勝目(4敗)を挙げた。4年連続の2桁勝利に到達し、山口鉄也の育成ドラフト出身選手最多勝利数に並ぶプロ通算52勝目(25敗)。ホークス投手陣では今季初の完投勝利となった。打線は6回にデスパイネが決勝打を放つと、8回には牧原のタイムリーで貴重な追加点を奪った。日本ハムは先発・杉浦が5回無失点と快投も、救援陣が2点を失うと、打線も千賀に抑え込まれた。

 楽天は本拠地でロッテに5-2で勝利し、3位に浮上した。2回に渡邊佳の中前適時打で先制すると、堀内の右前適時打で2点を奪取。続く3回には島内の中前適時打、銀次の4号2ランが飛び出し、5点差とした。先発・美馬は5回に味方の失策絡みで1点を失うも、6回5安打1失点(自責0)で7勝目(3敗)。9回は久保が1点を失ったが、最後は守護神・松井が締めて今季29セーブ目を挙げた。ロッテは先発・二木が序盤に5点を失いながら8回まで投げきって完投したが、7敗目(6勝)。打線は9安打を放ちながら2得点に終わり、連勝はならなかった。

 オリックスは本拠地での西武戦に9-8で勝利した。初回に2点を失うも、1点を追う3回に福田、佐野の連続タイムリーにモヤの中前2点適時打で一挙4得点。4回は先発の荒西が森に満塁弾を浴び逆転を許したが、3点を追う5回にモヤの一ゴロの間に1点を返すと、1死一、三塁の好機では西野が左翼線へ適時二塁打、さらに続く安達が左前へ2点タイムリーを放ち、この回4得点で再逆転に成功。8回に4番手で登板し、1回無失点の増井が通算500試合登板を達成した。西武は森が第1打席で12号ソロ、第3打席で13号満塁ホームランを放つなど打線が8得点も、投手陣が踏ん張り切れず2連敗で4位に転落した。

→1 ソフトバンク 100試合54勝42敗4分 -
→2 日本ハム 99試合51勝44敗4分 2.5
→3 楽天 97試合49勝46敗2分 2.0
→4 西武 97試合49勝47敗1分 0.5
→5 ロッテ 97試合46勝49敗2分 2.5
→6 オリックス 98試合42勝51敗5分 3.0(Full-Count編集部)

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