パーク24が路上駐車に関する意識調査を実施
パーク24は2019年8月9日「駐車場(パーク)の日」を前に、路上駐車防止の啓発活動の一環として、タイムズクラブの会員を対象に路上駐車に関する意識調査を実施した。
他車にはいいことなしの路上駐車
パーク24グループでは、「1年のうち、たった1日でもいいから路上駐車が引き起こす様々な社会問題について考えてほしい」という願いを込め、1998年に8月9日を「駐車場(パーク)の日」として記念日登録した。
駐車違反の取締り件数は年々減少傾向にあるものの、2017年は128万件を超えている。駐車車両が原因となる交通事故は2358件で、45名の尊い命が失われた。
また路上駐車は交通事故を引き起こすだけでなく、交通渋滞の要因となるほか緊急車両の通行妨害にもなっている。
アンケートの詳細
ほとんどが路上駐車が原因で危険を感じた経験があり
今回のアンケートでは、93%が「路上駐車が原因で危険を感じたことがある」と回答している。
アンケートを開始した2013年以降、毎回約9割となっており、傾向に変化はない。
減少してきた路上駐車経験
2年以内に路上駐車をした経験があるのは32%で、2013年より13ポイント減少した。2016年からは4割を下回っている。
路上駐車の理由
路上駐車した理由については、「駐車場にとめるほどの時間ではなかったから」が64%で最多だった。以降、「近くに駐車場がなかったから」45%、「交通量が少なかった」16%、「駐車場が満車だった」11%と続いている。
2013年と比較すると、「駐車場にとめるほどの時間ではなかった」が3ポイントほど高くなっている。「近くに駐車場がなかった」は8ポイント、「駐車場が満車だった」は4ポイント減少しているが、いずれの年も停める場所がないために路上駐車をする人が一定数いる結果となっている。
まとめ
本アンケートにより、路上駐車をする人の多くは、「駐車場にとめるほどの時間ではない」と考えていることが分かった。
しかし例え短い時間であったとしても、交通事故が起きる可能性はゼロではない。
一方で、「近くに駐車場がなかった」「駐車場が満車だった」は、合わせると半数を超えており、停めたくてもとめられずに、路上駐車をしてしまった状況にあることも分かった。