お金のやりくり学ぶ「こども金融教室」開催 横須賀

模擬紙幣を使い、業務部職員とお金のやりとりを体験する小学生 =かながわ信用金庫

 模擬紙幣を使い、小学生がお金の大切さを学ぶ「こども金融教室」が2日、かながわ信用金庫(神奈川県横須賀市小川町)で行われた。小学生と保護者ら45人がお小遣い帳を付けるゲームを通し、収入と支出を確認しながらやりくりする大変さを知った。

 参加者はまず、旅行など季節ごとの支出額を決定。積み立てを毎月行い、小遣いや進級祝いといった将来の収入も考えながら、赤字にならずに12月の満期を目指した。

 「うーん、どうしよう」。ゲームでは、バレンタインデーやホワイトデーのプレゼントのための支出、宝くじの購入や抽選発表などの出来事も用意され、参加者は真剣な表情でやりくりに精を出していた。

 教室は、市の子育て世帯向けの定住促進事業「すかりぶ」の一環で、毎年夏休みに開かれている。同信金業務部の職員が講師を務めた。

© 株式会社神奈川新聞社