2019年F1第12戦ハンガリーGP土曜フリー走行3回目は、メルセデスのルイス・ハミルトンがトップタイムをマークした。レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは2番手、ピエール・ガスリーは6番手を記録した。
土曜日の現地時間12時に行われたFP3は、気温25℃、路面温度43℃、ドライコンディションでのセッションとなった。
サポートレースのFIA-F2のレース1の終盤にエンジンブローしたマシンが大量に撒いたオイルを処理するため、10分ディレイとなったFP3、土曜日は雨の予報だったが、19時10分の段階では曇りの状態で雨は降っていない。
10分遅れでセッションはスタートしたものの、コース上ではオイル処理をした箇所の石灰が非常に滑りやすいとドライバーたちが不満を漏らす。
各車タイムをマークしていくなか、フェラーリのセバスチャン・ベッテルがソフトタイヤで1分17秒435でトップタイム。2番手にはシャルル・ルクレールが0.79秒差で続く。3番手にはソフトのアレクサンダー・アルボン(トロロッソ・ホンダ)、ガスリーはミディアムタイヤで4番手タイム。
25分経過時点でメルセデス勢がソフトでアタックを開始。ハミルトンが3番手に浮上し、バルテリ・ボッタスは姿勢を乱しながらも4番手に入った。走行を開始したフェルスタッペンも3周目で5番手に浮上。
残り20分を切ったところでタイヤを履き替えた15台のマシンがコースインし渋滞気味に。トップはハミルトンの1分16秒339、2番手ルクレール、3番手フェルスタッペン、4番手ボッタス、5番手ベッテル。ガスリーは石灰に足を取られ姿勢を乱してしまいアタックを一度断念し、その後の走行で6番手に入っている。
残り7分を切ったところで、ピットに入っていた上位勢が再びコースイン。新品ソフトのフェルスタッペンが1分16秒097でトップに浮上、2番手ベッテル。しかし、ハミルトンがチェッカー間際にタイムを更新し1分16秒084でトップタイム。フェルスタッペンとは0.013秒の僅差だ。
その後、上位勢のタイムは変わらずトップはハミルトン、2番手フェルスタッペン、3番手ベッテル、4番手ボッタス、5番手ルクレール、6番手ガスリーと予選の接戦が予想されるFP3となった。
トロロッソ・ホンダのダニール・クビアトは12番手でまずまずの位置。アルボンは17番手に終わった。
■F1第12戦ハンガリーGPフリー走行3回目 リザルト
Pos No. Driver Team Time Laps
1 44 L.ハミルトン メルセデス 1’16.084 21
2 33 M.フェルスタッペン レッドブル・ホンダ 1’16.097 16
3 5 S.ベッテル フェラーリ 1’16.166 18
4 77 V.ボッタス メルセデス 1’16.355 19
5 16 C.ルクレール フェラーリ 1’16.392 18
6 10 P.ガスリー レッドブル・ホンダ 1’16.684 19
7 4 L.ノリス マクラーレン 1’16.774 20
8 7 K.ライコネン アルファロメオ 1’17.216 22
9 55 C.サインツJr. マクラーレン 1’17.217 23
10 20 K.マグヌッセン ハース 1’17.230 17
11 8 R.グロージャン ハース 1’17.293 21
12 26 D.クビアト トロロッソ・ホンダ 1’17.432 21
13 27 N.ヒュルケンベルグ ルノー 1’17.667 19
14 11 S.ペレス レーシングポイント 1’17.670 17
15 99 A.ジョビナッツィ アルファロメオ 1’17.929 22
16 3 D.リカルド ルノー 1’17.962 19
17 23 A.アルボン トロロッソ・ホンダ 1’18.024 19
18 63 G.ラッセル ウイリアムズ 1’18.072 23
19 18 L.ストロール レーシングポイント 1’18.534 20
20 88 R.クビサ ウイリアムズ 1’18.709 26