今季30本塁打のヤンキース・エンカーナシオンが右手首骨折で離脱

故障者が続出しながらもア・リーグ東部地区の首位を快走している今季のヤンキースだが、24人目(28度目)の故障者が発生した。日本時間8月4日のレッドソックスとのダブルヘッダー第1戦で8回裏に死球を受けたエドウィン・エンカーナシオンが右手首を骨折したことが判明。今季マリナーズで21本塁打、ヤンキースで9本塁打を放ち、すでに8年連続30本塁打を達成しているスラッガーが戦線離脱を余儀なくされた。

ダブルヘッダー第1戦に「3番・指名打者」で先発出場したエンカーナシオンは、2本のタイムリーを放つなど3安打2打点の活躍。しかし、8回裏の第5打席でレッドソックス3番手のジョシュ・A・スミスが投じた87.1マイルのスライダーが右手首を直撃し、苦痛に顔をしかめた。

途中交代はせず、最後までラインナップに名を連ねたエンカーナシオンだが、病院での検査の結果、右手首の骨折が判明。ヤンキースはただちにエンカーナシオンを10日間の故障者リストに登録し、穴埋め役としてAAA級スクラントン・ウィルクスバレーから一塁手のマイク・フォードを昇格させた。

ヤンキースは、明日のレッドソックス戦終了後にロード7連戦に出発するが、エンカーナシオンはニューヨークに残り、今後7~10日以内に再検査を受ける予定だという。その検査の結果を受けて、リハビリの予定など、今後の詳細が明らかになるようだ。

36歳のエンカーナシオンは、日本時間6月16日にトレードでマリナーズからヤンキースへ移籍。ヤンキース移籍後は、36試合に出場して打率.238、9本塁打、27打点、OPS.824をマークし、シーズン通算では、合計101試合に出場して打率.240、30本塁打、76打点、OPS.864という成績を残している。30代後半に突入しても強打は健在で、5年連続の100打点はもちろん、3年ぶりの40本塁打も夢ではなかっただけに、チームにとっても、エンカーナシオン自身にとっても、痛い戦線離脱となりそうだ。

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