甲子園 組み合わせ抽選会 長崎・海星の初戦は福島・聖光学院 坂本主将「まず守備で流れを」

初戦での対戦が決まり、抽選会後に握手を交わす海星の坂本主将(左)と聖光学院の清水主将=大阪市北区

 聖光学院(福島)との対戦が決まった長崎県代表の海星。戦後最長の13年連続出場を誇る難敵に、坂本主将は「打の印象がある。自分たちも打撃のチームと言われるが、まずは守備で流れをつくることが大事になる」と気を引き締めた。
 聖光学院とは2014年の長崎国体1回戦で戦って2-3で惜敗。それ以来の対戦となる。今回、両校の監督が気にしたのは試合日程。第7日の12日と1週間以上も先で、海星の加藤監督は「調整のやり方を間違えたら体が切れなくなる。メンタルを含めて強化練習を入れ、波をつくっていく」、聖光学院の斎藤監督は「心身ともに、もうひとランク上げる練習をしたい」と気合を入れ直していた。
 海星は1日に長崎を出発して、2日朝に大阪入り。攻守でキーマンとなる捕手の太田は「甲子園練習で実際に本塁に座ったら、広くて最初は距離感をつかめなかった。気持ちを整理して自分が初回の守備を安定させる」と意気込んでいた。

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