【MLB】前田健太、再びリリーフに? ド軍の消極補強に米記者予想「ブルペンに…」

ドジャース・前田健太【写真:Getty Images】

消極的な補強策を疑問視 ポストシーズンでは救援投手が不安と主張

 ドジャースの前田健太投手が、再びリリーフに配置転換される可能性を米メディアが伝えた。今季ここまで22試合に登板し、7勝8敗の成績をマークしている前田だが、地元紙「ロサンゼルス・タイムス」のヒューストン・ミッチェル記者は、今夏のドジャースの補強を疑問視し、ポストシーズンでは前田が再びリリーフに回るのではないかと指摘した。

「ロサンゼルス・タイムス」に刺激的な見出しが躍った。「トレードの期限が昨日だったことを、気付かなかったのか」。ミッチェル氏は、トレードの期限である7月31日までに、ドジャースが効果的な補強をしなかったことを指摘。特にブルペン補強が、レイズから獲得した左腕アダム・コラレックだけだったことに不満を示した。

「彼らはリリーフ投手を得なかった」「これではワールドシリーズは勝てない」「フロントは無能。勝ちたくないのか」などとするファンの意見を紹介し、「ワールドシリーズに勝てないという部分以外は私も賛成する」と、フロントの姿勢に疑問を呈したミッチェル氏。「ファンを満足させる唯一の方法はワールドシリーズに勝つこと」と断じた。

前田は過去に実績あり 31年ぶりワールドシリーズ制覇のカギを握る?

 ナ・リーグ西地区の首位を独走するドジャースの地区7連覇は濃厚。ファンを満足させるためには、2年連続で敗れているワールドシリーズに勝ち、1988年以来の歓喜をもたらすしかないというのだ。

 ミッチェル氏はドジャースのアンドリュー・フリードマン編成部門取締役のコメントを記事で紹介。その中で同取締役は「我々はチャンピオンシップを勝つことのできるチームであり、10月にブルペンがどのようになっているかを多くの時間を費やして考えた結果、現在のチームの才能に満足しているという結論に達した。我々は、あと2か月で、我々の才能豊かな投手達を、正しい組み合わせで使える方法を見つけなければならない」と答えたという。

 これについて、ミッチェル氏は、前田が再びリリーフに回る可能性があると持論を展開。「10月にドジャースはケンタ・マエダをブルペンに加えるかもしれない。彼は、2017年にそこで素晴らしい投球をしたし、2018年にもまずまずの活躍をした」と過去の実績を踏まえて予測ししていた。(Full-Count編集部)

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