遠ざかる巨大銀河団の中で育つ銀河

©株式会社sorae

漆黒の宇宙に浮かぶホタルやロウソクの様に見えるこの天体は、「RXC J0032.1+1808」という複数の銀河が重力によって引きつけられている銀河団の姿です。

この画像は、遠方の明るい銀河を探すことを目的とした「RELICS(Reionization Lensing Cluster Survey)」プログラムの一部として、ハッブル宇宙望遠鏡の掃天観測用高性能カメラ「ACS」と広視野カメラ3「WFC3」によって撮影されました。RELICSプログラムによる遠方の銀河の研究データは、今後予定されている赤外線観測用宇宙望遠鏡「ジェイムズ・ウェッブ」へ引き継がれます。

宇宙の膨張により遠ざかっていく天体から発せられる光は、赤方偏移しています。そのため、宇宙のはるか遠方、宇宙の誕生初期に生まれた銀河を観測できる赤外線観測装置が必要となります。ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が稼働することで、宇宙の謎がまた一つ解き明かされるかもしれません。

なお、ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡は打ち上げが何度も延期されており、再設定された打ち上げ日程は2021年3月となっています。


Image Credit:ESA/Hubble & NASA, RELICS
https://spacetelescope.org/images/potw1819a/