アヒル“加勢”でバイオパークは失格 国内5園カピバラ スイカ早食い競争

スイカを味わうカピバラのコナ(左)とアヒル=長崎バイオパーク

 国内5動物園で飼育しているカピバラのスイカ早食い競争「カピリンピック」が4日、開かれた。長崎県西海市の長崎バイオパーク代表は、初出場の5歳の雄コナ。順調に食べ進んだものの、乱入したアヒルが“加勢”したため、失格となった。
 カピリンピックは、2015年スタート。「露天風呂協定」を結ぶ同園と静岡、埼玉、栃木、石川の各園のカピバラが、皮付きのスイカ500グラムを完食するタイムを競った。
 コナは、四方を柵で仕切られたスペースで挑んだが、30秒たった頃、アヒル1匹が一緒に食べ始めた。2分4秒で完食し、タイムそのものは2位。同園側は失格を申し出た。
 優勝した埼玉県こども動物自然公園の心音(ここね)(雌、3歳)とは25秒差。バイオパークの伊藤雅男副園長は「酷暑の中、頑張ってくれたが残念。でも、アヒルとカピバラが仲良く暮らす園をPRできた」と前向きに捉えていた。

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