世界レスリング連盟（UWW）は8月3日、男子グレコローマンのランキング大会最終戦「オレグ・カラワエフ国際大会」を終えたランキングを発表。63kg級で2月のハンガリー・グランプリに続いて優勝した太田忍（ALSOK）が16点を上乗せして30点となり、4位に浮上。9月の世界選手権（カザフスタン）の第4シード権を獲得した。
同級の第1シードは世界チャンピオンのステファン・マリャニャン（ロシア）。第3シードの選手までが出場してくれば、太田はマリャニャンと同ブロックになるが、同選手はオリンピック階級の60kg級に出場する可能性もある。
そうなれば、ハンガリー・グランプリで太田が6－0で勝ったツオ・エルバツ（中国）が第1シード、昨年2位のエルムラト・タスムラドフ（ウズベキスタン）が第2シード、太田が第3シードとなり、太田とタスムラドフが同じブロックになる。
韓国は77kg級で4月のアジア選手権優勝の金炫雨が前大会終了時点で1位を確定していた。60kg級でオレグ・カラワエフ国際大会優勝のキム・セウンハク（韓国）が2位に浮上し、67kg級では2017年66kg級世界王者の柳漢壽が2位となった。
各階級のランキングは下記の通り。
男子グレコローマン・ランキング
【55kg級】
［1］Eldaniz AZIZLI（アゼルバイジャン）76点
［2］Ilkhom BAKHROMOV（ウズベキスタン）46点
［3］Zholaman SHARSHENBEKOV（キルギス）40点
［4］Ekrem OZTURK（トルコ）37点
【60kg級】
［1］Sergey EMELIN（ロシア）78点
［2］Seunghak KIM（韓国）62点
［3］Victor CIOBANU（モルドバ）60点
［4］Ivan LIZATOVIC（クロアチア）42点
【63kg級】
［1］Stepan MARYANYAN（ロシア）80点
［2］Erbatu TUO（中国）60点
［3］Elmurat TASMURADOV（ウズベキスタン）56点
［4］太田忍（日本）30点
【67kg級】
［1］Artem SURKOV（ロシア）78点
［2］Hansu RYU（韓国）64点
［3］Gevorg SAHAKYAN（ポーランド）45点
［4］Meiirzhan SHERMAKHANBET（カザフスタン）43点
【72kg級】
［1］Frank STAEBLER（ドイツ）60点
［2］Aik MNATSAKANIAN（ブルガリア）55点
［3］Balint KORPASI（ハンガリー）52点
［4］Abuiazid MANTSIGOV（ロシア）40点
【77kg級】
［1］Hyeonwoo KIM（韓国）87点
［2］Viktor NEMES（セルビア）61点
［3］Aleksandr CHEKHIRKIN（ロシア）60点
［4］Tamas Lörincz（ハンガリー）52点
【82kg級】
［1］Emrah KUS（トルコ）84点
［2］Peter BACSI（ハンガリー）60点
［3］Viktar SASUNOUSKI（ベラルーシ）53点
［4］Jalgasbay BERDIMURATOV（ウズベキスタン）42点
【87kg級】
［1］Metehan BASAR（トルコ）60点
［2］Erik SZILVASSY（ハンガリー）56点
［3］Viktor LORINCZ（ハンガリー）52点
［4］Radzik KULIYEU（ベラルーシ）48点
【97kg級】
［1］Musa EVLOEV（ロシア）82点
［2］Kiril Milenov MILOV（ブルガリア）74点
［3］Tracy Gangelo HANCOCK（米国）60点
［4］Mahdi abbas ALIYARIFEIZABADI（イラン）39点
【130kg級】
［1］Sergey SEMENOV（ロシア）76点
［2］Adam Jacob COON（米国）60点
［3］Minseok KIM（韓国）59点
［4］Heiki NABI（エストニア）52点
