公開資料10万点超す 熊本地震デジタルアーカイブ

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県が開設している「熊本地震デジタルアーカイブ」のトップ画面=県庁

 熊本地震に関する写真や文書などの記録をデータ化し、一般に公開している県の「熊本地震デジタルアーカイブ」の掲載資料が10万点を超えた。県は本年度中に20万点の収集を目指しており、啓発活動や教育現場での活用を呼び掛けている。

 資料は随時収集し、7月24日に10万点を突破。内訳は市町村から集めた画像や検証文書が最多で6万1千点。益城町の断層や南阿蘇村の東海大阿蘇キャンパス、熊本城の定点観測画像のほか、県医師会などの業界団体の記録誌43部なども閲覧できる。

 ただ2017年4月に4万回あった閲覧数は、現在は約1万回まで減少。閲覧しやすくするため、4月から地名などで検索すれば関連資料の一覧が表示されるように改修した。

 デジタルアーカイブ掲載の資料については、防災週間に合わせて東京都千代田区が広報紙で熊本地震避難所の様子を写真付きで紹介するなど活用の動きが広がっている。

 県危機管理防災課防災企画室は「教訓を伝えるためにデータが果たす役割は大きい。アーカイブの周知と活用をさらに図っていきたい」としている。(馬場正広)