台風8号 今夜から九州に接近・上陸へ

台風8号は午前9時現在、潮岬の南約340キロにあって、西北西に進んでいます。今後は発達しながら5日夜から九州に接近し、未明~明け方にかけて九州南部に上陸するおそれがあります。台風周辺の暖かく湿った空気の影響で、紀伊半島では南東側を中心に午後から次第に雨風ともに強まる見込みです。

四国では夕方頃から、九州では夜になると台風本体の発達した雨雲がかかり始めて、局地的には猛烈な雨や風が吹き荒れるおそれがあります。台風8号は、6日は九州付近を横断し、7日には朝鮮半島付近に進む予想となっています。台風の進路に近い九州や四国を中心に6日にかけて、暴風や土砂災害、低い土地の浸水などに厳重に警戒し、高波に警戒が必要です。

一方、5日は東海から西の太平洋側を除き晴れる所が多いですが、台風が持ち込む湿った空気の影響で、午後はにわか雨や雷雨の所があるでしょう。
また、台風9号はフィリピンの東を北上しています。まだ予報円が非常に大きく、進路の不確実性は高いですが、週の後半に沖縄付近に近づくおそれがあり、今後の情報に注意が必要です。

気象予報士・佐藤 温子

画像について:台風8号の進路予想

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