成功向け機運醸成を 県市組織が合同総会

ラグビーW杯と東京五輪の機運を盛り上げていくことを確認した合同総会=横浜市西区

 9~11月のラグビー・ワールドカップ(W杯)と2020年の東京五輪・パラリンピックを担う横浜市と神奈川県の組織による合同総会が11日、初めて市内で開かれた。両大会の機運を醸成していくことを改めて確認した。

 総会には、黒岩祐治知事とW杯の試合や五輪の競技が行われる4市町の首長のほか、経済界、スポーツ団体、鉄道事業者など約120人が出席した。横浜市と県の担当者は横浜・みなとみらい21(MM21)地区に「ファンゾーン」を設置することやインバウンド(訪日外国人客)対応などW杯に伴う取り組みについて説明。横浜市の林文子市長ら4市町の首長は五輪1年前を記念して行う予定のイベントなどを紹介した。

 ロンドン五輪競泳男子200メートル平泳ぎ銅メダリストの立石諒さん、射撃でパラリンピックに3大会連続で出場した田口亜希さんも登壇。立石さんは「各国の選手に『最高だった』と思ってもらえるようサポートしたい」と意気込みを語り、田口さんは「パラリンピック会場で、国内外の選手にエールを送ってほしい」と呼び掛けた。

 ラグビーW杯では決勝戦を含む7試合が横浜市で行われる。五輪では同市が野球、ソフトボール、サッカー、相模原市と山北町が自転車競技、藤沢市がセーリングの会場になっている。

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