城ケ島で小型漁船転覆 男性1人行方不明

陸上から海面を監視する横須賀市消防局三浦消防署の隊員ら=5日午後0時5分ごろ、三浦市三崎町城ケ島

 5日午前8時40分ごろ、三浦市三崎町城ケ島の馬の背洞門から約20メートル沖合の海上で、小型の漁船が転覆しているのを、近くの海岸を歩いていた男性が見つけ、地元の漁業協同組合を通じて横須賀海上保安部に通報した。漁船を所有する漁師の男性(78)が早朝に1人で出港したとみられ、連絡が取れないといい、同保安部や県警が捜索している。

 同保安部によると、漁船は「恒丸(つねまる)」(全長約5.3メートル、重さ0.9トン)。男性は同日午前4時ごろ、刺し網漁のために市内から出港したとみられる。

 同保安部によると、現場は捜索時、約3メートルのうねりを伴った波が起きていて、同保安部は漁船が高波にさらわれた可能性もあるとみて調べている。

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