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 日本財団(東京都)の笹川陽平会長は6月29日に日本を発ち、30~7月10日まで伯国に滞在し、各地で政治家との会合や医療機関の訪問、メディア出演などを通してハンセン病制圧運動を行っていたという。7日にはサンパウロ日伯援護協会の与儀上原昭雄会長ら役員と昼食会も開き、翌8日にはジャイール・ボウソナロ大統領とも面会。笹川氏が「伯国は世界で2番目にハンセン病患者が多く、啓発活動が必要」と伝えると、同大統領はすぐさまスマートフォンを取り出し、フェイスブックのライブ配信で「ハンセン病の対策に取り組む」と語りかけ、同席していた外務大臣、保健大臣らにもコメントを求めたとか。過去に、同財団から援協へ多額の寄付が何度も行われてきた。今後も伯国への支援活動が続くことを期待したいところ。

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