神奈川県川崎市で「エコサイクル®」 2基が採用

2019年8月06日
株式会社 技研製作所

神奈川県川崎市で「エコサイクル®」 2基が採用

株式会社技研製作所(本社:高知市、代表取締役社長:北村精男)が開発した、地下機械式駐輪場「エコサイクル」 2基が、川崎駅周辺の駐輪場整備で採用され、グループ企業である株式会社技研施工(本社:高知市、代表取締役社長:大平厚)により7月から圧入工事が進められています。川崎市での採用は初となります。

川崎市では、平成22年に「魅力あるまちづくり」を目標とする「川崎駅東口周辺地区総合自転車対策基本計画」を策定し、安全で快適な歩行者と自転車の通行環境の構築及び、まちなみ景観の向上を図る取り組みを進めています。本案件はその一環として、小川町地区の道路用地を活用し、地下機械式駐輪場を新設するものです。

設置予定地は人通りも多く、マンションや店舗に近接するなど工事に当たっては周囲環境に十分配慮する必要があり、「圧入工法」の省スペース、環境配慮施工が高く評価されました。また、自転車を半段ずつずらして収納する独自の千鳥配置構造により、必要な収容台数を浅い地下躯体で確保し、地下埋設物への影響を最小に抑えられる点や、前後にチャイルドシートがついた背高サイズの自転車なども収容できる規格範囲の広さ、高速な入出庫速度等が評価され採用に至りました。

「地上に文化を、地下に機能を」を製品コンセプトとする「エコサイクル」は、現在、東京都渋谷区道玄坂でも1基の設置が進んでおり、本案件は首都圏で16箇所、42基目の設置であり、全国では23箇所、57基目の設置となります。

■事業の概要
1.事業名:市道小川町線道路改良(その2)および地下機械式駐輪場整備工事
2.整備箇所:川崎市川崎区小川町8番地先
3.整備基数:エコサイクル2基(204台/基×2 計408台収容)
4.全体工期:2019年3月~2020年3月(予定)
5.圧入工期:2019年7月~2020年1月(予定)※機械設置も含む
6.発注者:川崎市
7.元請業者:株式会社 喜美代建設
8.施工者:株式会社 技研施工

【設置イメージ】周囲の環境と調和するコンパクトな入出庫ブース