フィリピン出身で写真家や画家などとして活動する平和運動家、ゲレーロ・サニョさん(43)が5日、長崎市橋口町の学童保育やまざとクラブの児童ら約30人と「アート・アタック」に取り組んだ。作品は、同市魚の町の市民会館で開かれる原水爆禁止世界大会長崎大会最終日の9日、壇上で披露される予定。
アート・アタックは平和や環境問題などについて、絵を描くことを通じ考えてもらおうと、長崎原水爆禁止日本協議会(原水協)が企画した。サニョさんはマニラ市出身。これまでフィリピンやドイツ、沖縄県などで子どもたちと絵を描いた経験があるという。
縦約1.5メートル、横約3メートルの3枚の布にサニョさんが平和祈念像や笑顔の子どもたちなどを下絵で描き、児童らが水色や黄色などの絵の具を塗り、完成させた。
市立山里小6年の相川結衣さん(12)は「色塗りは楽しい。絵を見た人に平和を届けたい」。サニョさんは「とてもハッピーで、エキサイティングだ」と話した。
アート・アタック 児童ら30人と共に 画家・ゲレーロ・サニョさん
- Published
- 2019/08/06 10:20 (JST)
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