ペレスとアルボン、10位を巡る争いの接触について対立「ダメージを負ったし、不要な接触だった」

 トロロッソ・ホンダのアレックス・アルボンは、F1第12戦ハンガリーGPで10位に入賞してポイントを獲得したが、レーシングポイントのセルジオ・ペレスは、アルボンが10位の座を巡るふたりの戦いにおいて、バトルを迫ってきたと語っている。

 ハンガリーGPの決勝レース終盤、1コーナーでアルボンがペレスのイン側を突いた際に、両者は接触した。アルボンは10番手に上がるための適切な差とチャンスがあると見たが、一方ペレスはスチュワードが見直すほどのことではないと認めてはいるものの、アルボンが彼に衝突してきたと主張した。

「衝突があったのは明らかだ。僕のマシンはいくらかダメージを負った」とペレスは語った。

「(FIAは)僕たちに自由にレースをさせるべきだが、僕の見方としては、この接触は不要なものだ。スチュワードが何か対処する必要はないと思うけれどね」

 だがアルボンによると、この接触は、彼がコーナーに進入した後にペレスが進路を塞いだ結果起きたのだという。

「僕は彼を追い込んでいた。彼はイン側にスペースを空けていたから、そこを突いた。そうしたら彼がスペースを塞いだんだ。でも正直なところ、それでも彼は十分なスペースを残していた」とアルボンは『Sky F1』に話した。

「これでもう動かないだろうと思った。そうしたら彼の隣を走行中に、彼はエイペックスで内側に曲がってきた」

「軽く接触したけれど、深刻なものではなかった。コーナーの立ち上がりでは『ステアリングがまっすぐでありますように』と思うものだけれど、僕のステアリングはまっすぐだったから、問題はなかった」

 ペレスはアルボンとの小競り合いによる結果に失望してはいるが、16番グリッドと後方からのスタートであったことを考えると、全体的には優れたパフォーマンスを発揮できたと感じている。

「スタートはとても良かったし、1周目もとても良かった。順位をいくつかあげることができたんだ」とペレスは述べた。

「最初の段階では、僕たちはただ現状維持をしていただけだったけれど、その後とてもアグレッシブな戦略を採り、(ロマン)グロージャンと(ニコ)ヒュルケンベルグをアンダーカットできたんだ」

「素晴らしいレースだった。すべての手を尽くしたよ。シーズン後半が僕たちにとって有望なものになることを願っている」

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