レッズがウエーバーで右腕・ゴースマンを獲得

日本時間8月6日、レッズはウエーバーでブレーブスから先発右腕のケビン・ゴースマンを獲得したことを発表した。昨季はシーズン途中でブレーブスへ移籍し、チームの地区優勝に貢献したゴースマンだったが、今季は防御率6点台の大不振。復調の兆しが見えないままウエーバーにかけられ、ワイルドカード圏内から5.5ゲーム差の位置につけるレッズへ移籍することになった。

現在28歳のゴースマンは、今季ブレーブスで16試合に先発して3勝7敗、防御率6.19、奪三振率9.56、与四球率3.04をマーク。2016年から3年連続で180イニング前後を投げ、合計30勝をマークし、2016年と2018年には3点台の防御率も記録したが、今季は実力を発揮することができなかった。

レッズのデービッド・ベル監督は「彼はまだまだ若い投手だからね。我々は球団組織として、彼には伸びしろがあると考えている。彼を獲得することができて嬉しいよ」とコメント。レッズは現在28歳のゴースマンの復調、そしてさらなる成長に期待しているようだ。

一方、ブレーブスのアレックス・アンソポロスGMは「今季は速球を狙ったところへ投げることができていなかった」とゴースマンの不調の原因を分析。そのうえで「彼はきっと復調すると思う。我々は昨季、最後の2ヶ月間のゴースマンの活躍なしに地区優勝することはできなかった。彼は我々に大きなものをもたらしてくれたよ。昨季の地区優勝に関して、彼にはとても感謝している」と語り、自軍へのゴースマンの貢献に感謝を述べた。

レッズは当面の間、ゴースマンをブルペンに配置し、主にロングリリーフで起用する方針だ。ただし、場合によっては試合終盤の重要な役割を担ったり、先発に回ったりする可能性もあるだろう。ゴースマンがフリーエージェントとなるのは2020年シーズン終了後。ゴースマンをあと1年半保有できるレッズにとって、ゴースマン獲得が「良い買い物」となる可能性は低くないと見られている。

© MLB Advanced Media, LP.