ひろみちお兄さんが号令! パク・ジュニョンも参加する9カ国の言語で収録されたラジオ体操CDとは?

2020年へのカウントダウンが始まり、日本にも国際化の波が押し寄せるさなか、あの国民的な体操が再注目されている。

「ラジオ体操第一・第二」といえば老若男女、誰もが知っている親しみ深い体操だ。1928年(昭和3年)に、逓信省簡易保険局(現・かんぽ生命保険)が、国民の体力向上と健康の保持や増進を目的として作ったもので、その後日本放送協会のラジオ放送で広く普及し、なんと90年の歴史を持つ。

そんな長い間日本で親しまれてきたラジオ体操は、近年標準語だけでなく地方の方言の号令版などでも話題を呼んだ。そしてこの夏、さらに進化した「ラジオ体操〈第1〉ワールド」版が新登場したのをご存じだろうか。これは、基本の日本語のほかに、中国、韓国、子どもの号令の英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語、そしてスワヒリ語まで、全9か国の言語で号令が入っている、まさにラジオ体操の国際版である。

基本の日本語版は、「おかあさんといっしょ」第10代目“たいそうのおにいさん”こと、佐藤弘道氏が担当。爽やかで親しみある声で号令をかけてくれる。そして韓国語版は、人気演歌歌手のパク・ジュニョンが担当。聞いていると日本語と似た単語が。「フランス語で号令なんてわからないよ!」と思う人もぜひ試してほしい。ラジオ体操を実施しているというある保育士は「子どもたちに、今日は何語がいい?と聞いて楽しんでいます」と話してくれた。

CDには8か国のあいさつと1~10までのカウントも収録されている。来る2020年に向け、ワールド盤CDで様々な国のカウントを覚えてコミュニケーションをとってみるのも楽しいのではないだろうか。

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