サウンドトラック『ライオン・キング オリジナル・サウンドトラック』 再創造されたサントラの新しいカタチ

サウンドトラック『ライオン・キング オリジナル・サウンドトラック』(C)2019 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

 『アラジン』に続いてディズニーが放った映画『ライオン・キング』のサントラ盤です。94年のアニメーション版を最新デジタル技術で超実写化した映像も話題ですが、オリジナルをみごとにリイマジンド(再創造)した音楽も注目されています。

 「サークル・オブ・ライフ」「王様になるのが待ちきれない」「ハクナ・マタタ」「愛を感じて」などエルトン・ジョンとティム・ライスのペアによる名曲たちは今作でも使われていますが、ファレル・ウィリアムスらによって新たにプロデュースされています。また「愛を感じて」は今日を代表するグラミー・アーティストのビヨンセとドナルド・グローヴァー(チャイルディッシュ・ガンビーノ)によってデュエットされ、さらにビヨンセとエルトン・ジョンの新曲も追加されています。

 ビヨンセといえば映画のセリフを使ったインスパイアード・アルバム『ライオン・キング:ザ・ギフト』をサントラとは別に制作、配信するという前例のないコラボレーションも話題になっています。

(ユニバーサル・2500円+税、デラックス版3426円+税)=北澤孝

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