静岡茶を使ったかき氷「茶氷」を30店舗が提案!【vol.10:望月竹次郎商店】

静岡市の駄菓子屋カフェ、「望月竹次郎商店」は、茶氷プロジェクトで「両河内お茶あずき」を提供しています。銘茶の隠れ里である地元両河内のお茶のおいしさを活かすことを最優先し、中河内のあずきでお茶の渋みを引き立てた定番の茶氷です。

お茶の生産量が国内で4割を占め、日本一のお茶処である静岡。そんな静岡茶の美味しさをかき氷を通して伝えていく「茶氷プロジェクト」が昨年始動し、12店舗で3か月の間に30,000杯以上が販売される盛況ぶりでした。2年目の今年は、静岡県下の5市2町+東京都内の30店舗がオリジナルの茶氷メニューを提供します。2019年9月30日まで実施中。

望月竹次郎商店の「両河内お茶あずき」

今回ご紹介する「望月竹次郎商店」は、地元の人々に「たっけーさん 」と親しまれている、静岡市清水区の駄菓子屋カフェです。現在店内は、スイミーのワークショップで子供たちが書いた魚の絵が飾られています。清水といえば、ちびまる子ちゃん。永遠の小学3年生の気分でのびのびできそうな店内です。

夏は、合成保存料、着色料不使用のシロップがたっぷりかかる、ふわふわのかき氷が並びます。ベーシックなタイプ(300円・税込)もありますが、一番人気の「いちごミルク」(630円・税込)や「マンゴーパラダイス」(630円・税込)のバニラアイスのっけ(100円・税込)といったデラックスメニューにやっぱり心惹かれます。

茶氷プロジェクトのために望月竹次郎商店が用意したのは、「両河内お茶あずき」。銘茶の隠れ里、両河内で清照由苑さんが種から育てた粉末緑茶をたっぷり使用して作った、お茶の渋みが味わえるシロップがかかります。そこに中河内の松永製餡所さんのほんのり甘いあずきをトッピング。地元清水で作られるお茶本来のうまみを活かすことを何よりも大切にした茶氷です。

美味しさの秘密をお店にインタビュー

Q. 「茶氷」に参加した理由はなんですか?

A. お茶処静岡、特に私たちが住む清水区の美味しいお茶を知ってもらいたいという気持ちと、茶氷のPRを通してもっと静岡に来る人を増やしたいという、主催者側の意見に共感したため。

Q. コラボしたお茶の銘柄と、選んだ理由を教えてください。

A. 清水区両河内茶(清照由苑さんの実生在来茶※)

※みしょうざいらいちゃ:在来茶を種から育て、土地ならではの味が引き立つお茶

Q. 他と違うと自負するこだわりなど、商品の特徴を教えてください。

A. 代々お茶農家さんをされている清照由苑さんのお茶です。挿し木を使って大量生産されている現在のお茶と違い、種から丁寧に育てられる実生在来茶の方が、よりお茶らしさが口に広がり美味しいと感じているため。

Q. 出来上がるまでのエピソードを教えてください。

A. もともとあった商品で、この企画のためにプラスアルファで何か付け加えようかとも考えましたが、ご当地のお茶の良さを最も感じていただけることを大切にしたかったため、通常通りのシンプルなお茶氷にしました。

Q. どんな人に食べて欲しいですか?

A. 駄菓子屋なので、小さなお子さんからお年寄りまで。あとお茶が苦手な方。実際2歳のお子さんも美味しそうに食べてくれています。

Q. 実際の客層を教えてください。

A. 子供から大人まで幅広い客層です。特に、20代後半からが多いです。

Q. 並ばずに入れますか?

A. 10時オープン~13時頃まで(比較的入りやすい時間)、14時~16時頃まで(お待ちいただく時間)

Q. 来年も参加しますか?

A. 参加できたら嬉しいです。

茶氷プロジェクト初参加の今年はいつになく「両河内お茶あずき」が人気だとか!

■商品詳細

メニューの正式名称:両河内お茶あずき

税抜価格:556円(600円・税込)

展開時期:7~9月末まで(その年の気候によっては、延びる場合もあります)

■展開するお店の詳細

店舗名:望月竹次郎商店

住所:静岡市清水区但沼町489-4

TEL:054-393-2008

営業時間:10:00〜17:00 (7~9月は月曜と他1日休業)

HP:https://www.facebook.com/takkesan/

アクセス方法(最寄り駅など):JR興津駅下車、静鉄バス小島郵便局前徒歩10秒

[All photos by 望月竹次郎商店]

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