高速バスに優先席を 長崎県バス協会に 難病患者ら要望

©株式会社長崎新聞社

要望書を提出しに訪れた織田代表(右)=長崎市興善町、県バス協会

 高速バスに優先席を導入してもらおうと、NPO法人PADM(遠位型ミオパチー患者会)とNPO法人長崎バリアフリー推進協議会の関係者らが6日、県バス協会に要望書を提出した。同協会は県内のバス事業者で導入に向けた協議を実施すると応じた。
 PADMの織田友理子代表(39)は千葉県在住。手足の先から全身の筋肉が衰えていく難病「遠位型ミオパチー」の患者で、車いすを使って生活している。夫が本県出身で、長崎空港から帰省先に移動する高速バスに優先席がないことを不便に感じたという。
 県バス協会によると、高速バスは路線バスと異なり全ての乗客が座ることができるため、試験運用を除き九州のバス事業者で優先席の導入はないという。ただ、織田代表は障害者や高齢者など体の不自由な人は車内後方に進むことが難しい場合があるため、車内前方に優先席を確保してほしいと考えており、「優先席の表示をするなど、できることから対応していただければ」と求めた。
 同協会は要望を受け、8日に長崎空港にバスを乗り入れる県内4社局で協議することを決定。「ソフト面で手助けできる部分を少しずつやっていきたい」としている。