熱中症 長崎県内7月の搬送者数は148人 昨年比414人減

 県消防保安室は6日、7月の県内の熱中症による搬送者数が、過去最多だった昨年同月の562人から414人減の148人(速報値)だったと発表した。
 大幅減は、昨年より梅雨明けが15日遅かったことなどが要因とみられる。同室によると、梅雨明けした7月24日から8月5日までの搬送者数は239人(速報値)。「今後さらに暑さが厳しくなるため、引き続き熱中症対策を」と呼び掛けている。
 7月の死亡者は1人。諫早市内の墓地で高齢男性が倒れているのを家族が発見した。3週間以上の入院が必要とされる重症者は6人だった。
 7月の搬送者の年齢別では、65歳以上の高齢者が86人で6割近くを占めた。発生場所別では「住居」が59人で最多。続いて「公衆(屋外)」が36人で多かった。

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