音楽で平和の尊さ発信 長与でコンサート

練習を重ね聴衆の前で曲を披露する子どもたち=長与町民文化ホール

 西彼長与町の「平和コンサートinながよ」(町、町教委、実行委主催)が4日、同町吉無田郷の町民文化ホールであり、愛好家やプロの演奏家が音楽を通して平和の尊さを発信した。
 コンサートのために約3カ月間弦楽器を学んだ町内の子どもたちをはじめ、町立高田中吹奏楽部などの演奏や県立北陽台高、長崎市立長崎商業高生による「平和の詩」朗読があった。
 今年はコンサートが始まり20周年。これを記念し、町内外の小学生からお年寄りまで計約160人のオーケストラと合唱団でクラシック音楽を披露した。他の出演者も加わり、被爆50周年記念歌「千羽鶴」などを演奏。最後の「ふるさと」は来場者も一緒に歌い、会場は温かい雰囲気に包まれた。

© 株式会社長崎新聞社