元セーブ王・ボックスバーガーがレッズとマイナー契約へ

日本時間8月7日、ジ・アスレチックのC・トレント・ローズクランスが伝えたところによると、フリーエージェントの救援右腕、ブラッド・ボックスバーガーはレッズとマイナー契約を結ぶことで合意に至ったようだ。なお、現時点では球団からの正式発表は行われていない。

現在31歳のボックスバーガーは、今季ロイヤルズに加入したものの、29試合に登板して1勝3敗1セーブ、防御率5.40に終わり、日本時間7月2日に解雇。その後、ナショナルズとマイナー契約を結んだが、メジャー昇格を果たすことはできず、日本時間8月5日に解雇されてフリーエージェントとなっていた。

ボックスバーガーは、2009年のドラフトでレッズから1巡目指名を受けてプロ入りした選手であり、まだマイナーの選手だった2011年12月にマット・レイトスを獲得するトレードの交換要員としてレッズからパドレスへ移籍。ボックスバーガーにとっては、およそ7年半ぶりの古巣復帰となる。

レイズ時代の2014年に63試合で防御率2.37の好成績をマークし、翌2015年はリーグ最多の41セーブをマークしてオールスター・ゲームにも選出されたボックスバーガーだが、2012~2015年の4シーズンで防御率2.94をマークしたのに対し、2016年以降は防御率4.44と全盛期の輝きを失っている。プロ入り時の古巣であり、ワイルドカードでのポストシーズン進出に望みを繋いでいるレッズで、かつてのセーブ王が復活を遂げることはできるのか。31歳の右腕の奮闘に期待したい。

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