マリナーズ・ベッカム 80試合出場停止処分で今季終了

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日本時間8月7日、メジャーリーグ機構はティム・ベッカム(マリナーズ)に対して薬物規定違反により80試合の出場停止処分を科したことを発表した。ベッカムは薬物検査によりパフォーマンス向上薬の一種であるスタノゾロールに陽性反応を示したという。マリナーズの今季の残り試合は50試合を切っており、ベッカムの2019年シーズンはただちに終了することになった。

現在29歳のベッカムは、今季がマリナーズ加入1年目。正遊撃手として開幕を迎え、守備面に大きな不安を抱えていることから最近は左翼手としての出場も増えていた。88試合に出場して打率.237、15本塁打、47打点、OPS.753をマークし、確実性は低いながらもパンチ力を武器にチームに貢献していたため、内外野を守れるユーティリティ性も含め、マリナーズにとっては小さくないダメージとなるだろう。

マリナーズのスコット・サービス監督は「このようなことが起こるのは残念だよ。でもシーズンの戦いは止まらないから、我々は戦い続けなければならない」とコメント。ベッカムと同じユーティリティ選手のディラン・ムーアの左翼手としての出場機会が増えることを示唆したほか、新人内野手のティム・ロープスも左翼手として起用する可能性があることを明らかにした。

ベッカムは、選手会を通して発表したコメントのなかで「最近、禁止薬物であるスタノゾロールの陽性反応のことを知らされました。信頼できるソースから商品を得ており、摂取しても大丈夫と言われたものだけを摂取していました」と語り、故意の薬物使用であることを否定。その一方で「ルールを尊重し、ルールの下での自分の役割を理解しています。マリナーズの球団組織やファン、チームメイト、そして家族に対し、自分の過ちを謝罪します。出場停止の期間を終え、プレイを再開できる日を楽しみにしています」と処分を全面的に受け入れる意向も示した。

ベッカムがフリーエージェントとなるのは2020年シーズン終了後であり、来季も保有権はマリナーズにある。出場停止処分を受けたベッカムに対し、マリナーズがどのような判断を下すか注目が集まりそうだ。