【高校野球】智弁和歌山、明徳義塾など常連校、初出場の富島が続々登場! 大会3日目みどころ

大会3日目は智弁和歌山、明徳義塾らが登場

初出場の富島は第4試合で敦賀気比と対戦する

 第101回全国高校野球選手権大会は大会3日目となる8日に4試合が行われる。智弁和歌山(和歌山)、明徳義塾(高知)、敦賀気比(福井)など甲子園常連校が登場。富島(宮崎)は初出場初勝利を目指す。

○米子東(鳥取) – 智弁和歌山(和歌山)第1試合・8時00分

 28年ぶり14回目の出場となる米子東は4番の岡本が打線の中心。鳥取大会では打率.600、2本塁打、6打点と活躍した。1番・福島、2番・山内がチャンスを演出できるか。投手は森下が鳥取大会全4試合で先発。高い制球力を武器とする。一方、5季連続、3年連続24回目の出場となる智弁和歌山は和歌山大会5試合でチーム打率.374、40得点をマーク。主将で1番の黒川は1年時からベンチ入りし、甲子園での経験も豊富だ。阪神、巨人などで活躍した中谷仁監督は初の夏采配となる。

○明徳義塾(高知) – 藤蔭(大分)第2試合・10時30分

 2年ぶり20回目の出場となる明徳義塾は高知大会で4投手の継投で勝ち上がった。主戦の山田はスライダーを武器に3試合10イニングで2失点。16三振を奪った。打撃面では高知大会で本塁打こそなかったが、チーム打率.304、14犠打とつなぐ野球で勝ってきた。馬淵監督の采配にも注目だ。2年連続3回目の藤蔭は4番の塚本が打線の軸。大分大会では打率.526、2本塁打、10打点。3番の樋口は打率.409、4盗塁と足を使った攻撃も魅力だ。小宮、片平、高田、松本の4投手で、甲子園初勝利を目指す。

○前橋育英(群馬) - 国学院久我山(西東京)第3試合・13時00分

 4年連続5回目の出場となる前橋育英はエースの梶塚を中心とした守り勝つ野球だ。群馬大会では全5試合に先発し、40イニングで4失点のみ。安定した制球力を武器とする。打線では丸山、剣持らが昨夏を経験。2番の森脇は昨秋4番で長打力がある。28年ぶり3回目の国学院久我山は大型捕手の宮崎が4番に座る。西東京大会では打率.292、2本塁打、11打点と勝負強さを発揮した。投手ではエースの高下が全試合に先発。188センチの長身からスライダー、スプリットは威力十分。悲願の甲子園1勝を挙げたい。

○敦賀気比(福井) - 富島(宮崎)第4試合・15時30分

 2年連続9回目の出場となる敦賀気比は破壊力ある強力打線が持ち味だ。福井大会4試合ではチーム打率.310、40安打23得点。昨夏エースだった木下は4番として1本塁打、7打点。打線を牽引した。投手陣では笠島、黒田が昨夏の甲子園での登板経験を持つ。富島は初出場。エースの黒木拓が宮崎大会5試合42イニングで5失点のみ。140キロ台の直球、スライダーは切れ味抜群だ。打線は3番・黒田直、4番・黒木剛が中心。甲子園初勝利を目指す。(Full-Count編集部)

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