ヨーコ - アソコで火を吹く伝説のストリッパー・ファイヤーヨーコ

落ちていった最終の”ストリップ”が天職だった

——もともとストリップを始めたきっかけは何だったんですか?

ヨーコ:物撮りのカメラマンをやっていたんですけど、ヘルニアで出来なくなってしまって、とりあえず水商売をしようと思ってミナミの高級クラブでホステスをやっていたんです。休みまくりで、遅刻もしまくりな三流ホステスだったんですけど(笑)。

——それはいつくらいの頃ですか?

ヨーコ:20代前半くらいかな。その時がちょうどバブルの終わりくらいの時で、お客さんに200万円の飲み代を飛ばれたんですよ。それは自分の借金になるので、払いきるにはどうしようか…って悩んでいる時に、裸で踊るショーパブに落ちまして…。そこで借金は返したものの、30歳になってそれを続けるのもな…と思ってた時に、ストリッパーの話しがきたんです。

——どうしてそういうお話しがきたんですか?

ヨーコ:というのが、そのショーパブの時に”花電車”(ストリップなどで行われる女性器を使ったパフォーマンス)の初歩的なことをやっていたんです。それは、ショーの一環としてタバコを飛ばしたり、風船を吹き矢で割ったりだとか。そういうのをやっていたので、「ストリップいけるよ!」とお声が掛かったんです。

——悩みませんでしたか?

ヨーコ:30歳だしもういい加減女を売るんじゃなくて、芸を売る方にいきたかったというのがあって。接客業に疲れていたというのもあったので、ストリップにいくことを決意したのが始まりですね。

——もともと夜の世界に興味があったんですか?

ヨーコ:いや、それはもう学費稼ぎのためにやってましたね。なんの楽しみも無く、ただお金のために落ちていった一番最終のストリップが、天職だったんですよ。

——小さい頃はどういう子だったんですか?

ヨーコ:超多動児でしたよ。注意欠陥症候群でADHDのような、ね。小学校が私立で、セーラー服だったんですけど、雨の日に水たまりにザーッと入って行くような、毎日泥まみれな、ろくでもない子でした。

——全然、想像がつかないです!

ヨーコ:反対に中学生になると不登校でした。自由奔放な性格なので、団体生活というか規律で縛られる生活っていうのが嫌だったんです。でも、勉強は嫌いじゃなくて、大学入試資格検定を取ったり、いろいろもがいてみたりして、17歳の時にデザイン系の高等専修学校に入ったんですよ。絵を描くのが好きだったので、そっちで仕事出来たらなと思ったんですけど、やっぱり超多動児なので、ちまちま書くのが嫌で(笑)。それでカメラマンのほうにいったんです。

独自のトレーニングメソッドを構築した経緯

——ステージではどのような感じなんですか?

ヨーコ:見ていただけると分かると思うんですけど、私ステージに出ると人が変わるんですよ。ベロベロに酔っぱらったおっさんが私の中に降りて来て、毒舌を吐きまくり、どんどん笑わせながら、最後は全員に、「ファイヤー!」って絶叫させるんです。

——すごく気になります!

ヨーコ:ストリップ劇場とかで、5,6人の可愛い女の子が出ている中で、私がポンと出て行くとお客さんはみんな、「なに、このおばさん!?」みたいな感じでどん引きするわけですよ。その超アウェイで、なにこのババア…ってなっている状態のお客さん達を、最後は、「ファイヤー!」って一緒に叫ばせるのが私の仕事なんですよ。その集団催眠状態にもっていく為の話術っていうのが大切ですね。

——女性の為の体操などはどうやって生まれたのですか?

ヨーコ:ストリップ劇場に女性のお客さんが来ると、だいたいロビーに呼び出されたり、「お食事ご一緒してください」って言われたりして、なにかな?と思って行ってみると、「アソコをどうやって鍛えるんですか?」と聞かれることが多くて。

——なるほど。

ヨーコ:悩みがあるのかな?と思って聞くと、尿漏れか、産後にゆるくなってしまって旦那さんをイカせられなくなったのでとか、そういうお悩みがいろいろあるんだということを知って、じゃあ、「私がやらな誰がやるんや」って思ったんですね。で、ネットを見てみると尿漏れや産後のリハビリのいろんな体操が出てきたんですけど、私から言わせたら、「こんなん効くわけないやん!」っていうようなのばっかりなんですよ。いい加減な体操ばかり。

——そうなんですね、産後のリハビリは確かに聞いたこと無いです。

ヨーコ:その時にたまたまヘルニアの手術を失敗して長期入院してたんですけど、自分のリハビリの辛さとかも考えると、産後のリハビリが無いっていうのは、ちょっと信じられへんなと思って。

——大事なんですね。

ヨーコ:そこでやる気になって、解剖学やスポーツ医学、整形学やらを全部勉強して、一からメソッドを構築して、車椅子に座ってるおばあちゃんでも出来る体操だとか、寝たままでも出来る体操っていうのを考えました。

——いつ頃から講師活動をされているんですか?

ヨーコ:講師活動を始めてからは12年くらいになります。それのスタートが尿漏れ防止体操っていう女性向けの体操で、そのスタートが沖縄のライブハウスだったんです。講習会をしていて、そこは今でもやっていますよ。

イベント当日について

——個人的にはすごく気になるのが【ドブス女の男たらし術 木嶋佳苗はいかにして男を落としたのか】なのですが…。

ヨーコ:実は、木嶋香苗が大好きなんです。彼女が昔やっていたブログのアーカイブが残ってたので見てたんですが、まあ「うまいなぁ…」と思って。こりゃ男がひっかかるわっていう手練手札があるわけですよ。共演の花房観音さんは、彼女に関する本を出版していて、取材もされているので、2人で木嶋香苗はいかにすごいかっていうのを語りたいと思っています。彼女の手練手札を見習わんかいっていう、世の女性にアドバイスするつもりでやらせてもらおうかなと思ってます。

——その他にはどのようなものがありますか?

ヨーコ:”How To SEX”みたいなものもするんですけど、加藤鷹さんが指で潮を吹かせてますよね?でも、おちんちんで潮を吹かせてるのをみたことありますか?

——見たことないような…。

ヨーコ:そうなんですよ。Gスポットの場所も知っていて、指ではイカせ方も分かるのに、なぜあんなに立派なおちんちんでは潮を吹かせられないのか。っていうのは、下手なんですよ。おちんちんの使い方を知らない。

——!?

ヨーコ:私の”How To SEX”では、おちんちんで女性をイカせる為のテクニックをお教えします。世の中の”How To SEX”本は、女性が読んだら「はあ?」って思うようなのがいっぱいあるじゃないですか。なにを言ってんだこのおっさんみたいな(笑)。女性が書いたものでも、この方は本当に中でイッたことがあるのかなっていうような眉唾なものが多くて。

——確かにそれはすごく思います。

ヨーコ:それだったら、クリトリス、ポルチオ、Gスポットの3カ所、これを全部知ってる女が教えるべきなんじゃないかと思ったんですけど、それがまさに私だったんです。

——すごい! なかなかいないですよね。

ヨーコ:アホのように練習しましたからね。オナニーで。敏感女なんですよ、だからこそ教えられるというか。Gスポットでイくためにはどういう角度で入れたら良いか、どういうピッチが良いかとか。女の子にもよるんですけど、角度は解剖学的に決まっているので。出し入れだけじゃなく、おちんちんを回すテクニックだったりそういう細かいところもお教えしようと思っています。女の子だったら潮を吹く為にはどうしたら良いかとかですね。

——すごく気になります!

ヨーコ:男性のEDについては神経系統の病気などが無い限り2週間で治ります。薬が無くても、そこに筋肉がある限り必ず治ります。

——イベントに来ようか迷っている方に一言お願いします。

ヨーコ:男は加藤鷹を超えて返す、女は名器にして返します。加藤鷹を超えましょう!

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