ALT全中学校に 28日から宮崎市

 宮崎市の戸敷正市長は7日、英語の授業などを補助する外国語指導助手(ALT)を市立25中学校全てに1人ずつ配置すると発表した。小中学校の夏休みが明ける28日からで、ALTは校区内の小学校も訪問。来年度から小学校で英語の授業が始まることなどを見据え、教育環境を充実させる。
 市教育情報研修センターによると、同市のALTは現在15人で、72の小中学校を巡回し指導している。
 夏休み明けから10人増員して25人とし、中学校に1人ずつ常駐。校区内にある1~3の小学校も担当する。学級・教科担任とペアを組んで授業する「ティーム・ティーチング」は小学5、6年で現在から5時間増、中学校は倍増のそれぞれ年35時間程度になる。
 戸敷市長は「日常的に英語でコミュニケーションがとれるよう、教育環境を整えたい」と話した。

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