モザイクアートと千羽鶴寄贈 ANAテレマートとなごみ荘

モザイクアートと千羽鶴を贈ったANAテレマートの社員となごみ荘入居者ら=長崎原爆資料館

 全日空の予約案内業務を担うANAテレマート(東京)と養護老人ホームなごみ荘(長崎市香焼町)は7日、社員が作った折り鶴のモザイクアートと入居者が折った千羽鶴を、長崎市平野町の長崎原爆資料館にそれぞれ寄贈した。
 ANAテレマートは2011年の長崎支店開設を機に千羽鶴の寄贈を始め、今回で6回目。ANAグループの社員約2千人が折った約5千羽の鶴を使い、虹が架かった空にハトが飛ぶ様子を表現したモザイクアートを作り上げた。
 なごみ荘は10年から千羽鶴を寄贈。入居者らが1年かけて折った約1万4千羽の千羽鶴を贈った。
 ANAテレマートの梶田恵美子社長は「平和という基盤があるから世界の人たちが幸せになり、企業の成長や発展がある」、なごみ荘に入居している長濱鈴子さん(83)は「平和な世の中が続いてほしいという思いを込めた」とそれぞれ語った。
 原爆資料館は地下1階の玄関付近と休憩室に千羽鶴やアートを飾っている。

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