「gooのAI」技術を活用した短歌生成AI「恋するAI歌人」を期間限定で公開!

2019年8月8日
NTTレゾナント株式会社

「gooのAI」技術を活用した短歌生成AI
「恋するAI歌人」を期間限定で公開!

NTTレゾナント株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:楠木 健、以下NTTレゾナント)は、「gooのAI」(*1)を活用した「恋するAI歌人」を、短歌の専門誌『短歌研究』の発行元である短歌研究社の協力を得て、2019年8月8日(木)から2019年9月9日(月)まで、期間限定で公開することをお知らせします。
「恋するAI歌人」は、「五・七・五・七・七」からなる短歌の初句に当たる5文字を入力すると、残りの2句から5句までを自動で生成するAIです。「恋するAI歌人」は、NTTレゾナントが展開するチャットボットソリューション「goo AI x DESIGN(グーエーアイクロスデザイン)」が目指す、「創造性のあるAI」の実現に向けて開発されました。公開期間中、ユーザーが入力した語句に対して生成された短歌の意味や句から句への接続の自然さなどを検証し、さらなる「goo AI x DESIGN」の精度向上に生かします。

1. 「恋するAI歌人」について

「恋するAI歌人」は、「五・七・五・七・七」からなる短歌の初句に当たる5文字を入力すると、残りの2句から5句までを自動で生成するAIです。
短歌を生成する手法は、「教えて!goo」の恋愛相談AIオシエルを始め、NTTレゾナントが「gooのAI」エンジンを用いて開発した技術を、さらに発展させたものです。「恋するAI歌人」には、与謝野晶子、岡本かの子など複数の歌人の恋愛に関わる歌集から、約5,000首の短歌をディープラーニングで学習させています。
また、読み手の想像をふくらませるような短歌の要素の一つとして、色彩表現に着目しました。単語を赤や青などの「色」に紐づけてAIに学習させることで、色のイメージを効果的に使った短歌の生成を可能にしました。例えば、「緑」のグループに「苔」や「草」など色調の似た単語を分類し、文脈によってAIが同じ色グループの単語を使い分けます。これにより、AIが作成できる短歌の表現の幅に広がりを持たせています。
NTTレゾナントは、「恋するAI歌人」のほかにも、「ボケ」と「ツッコミ」の2役をこなす「AI芸人」(*2)などを開発しています。これらのサービス開発を通じて、「goo AI x DESIGN」が掲げる「創造性のあるAI」の実現を目指します。

イメージ:初句入力画面

イメージ:短歌生成後の画面

2. 利用方法

PC・スマートフォンから以下URLにアクセスしてください。テキストボックスに5文字程度の語句を入力すると、2句から5句が生成されます。

URL : http://www.tankakenkyu.co.jp/ai/
※協力元である短歌研究社のウェブサイトに遷移します。
公開期間:2019年8月8日(木)~2019年9月9日(月)

3.「goo AI x DESIGN」について(https://aixdesign.goo.ne.jp/)

「goo AI x DESIGN」は、AIサービスの導入を支援するセミオーダーソリューションです。「gooのAI」エンジンを基に、企業が持つキャラクターやデータを組み合わせて、自然な対話によるコミュニケーションチャネルを創出します。

【補足】
(*1)「gooのAI」は、ポータルサイト「goo」を通じて蓄積したインターネットに関わる技術やノウハウと、NTTグループのAI関連技
術「corevo®※」(http://www.ntt.co.jp/corevo/)を活用し、NTTレゾナントが独自に開発した技術です。自然言語解析技術
やディープラーニングを活用することで、高精度の文脈理解やパーソナライズ、表記ゆれへの対応など、さまざまな機能を実
現しています。
(*2)「AI芸人」は、2018年9月にイベント限定で公開したAIチャットボットサービスです。ユーザーの投稿に対して、「ボケ」役と
「ツッコミ」役のAIがそれぞれ応答をするため、グループチャットのようなAIとの会話を楽しむことができます。

※記載されている会社名、サービス名および商品名は、各社の登録商標または商標です。
※「corevo®」は、日本電信電話株式会社の登録商標です。

以上