諫干 非開門のまま 有明海再生を 諫早市長、農水省に要請

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 国営諫早湾干拓事業の開門調査問題を巡り、諫早市の宮本明雄市長は7日、農林水産省で事務方トップの末松広行事務次官と面会した。宮本市長は最高裁で「開門せず」の判断が確定したことを「一定の結論が出た」と評価し、有明海再生に向けた取り組みを強化するよう要請した。
 最高裁は6月、漁業者が国に開門などを求めた2件の訴訟で上告を退け、いずれも「開門せず」の判断が確定した。宮本市長は末松次官に「これまでの努力に敬意を表したい。今後も尽力賜りたい」と話し、非開門での問題解決と調整池の水質改善などを要請した。
 末松次官は「調整池や干陸地のさらなる利活用について、市の考えを踏まえながら国として支援できることを一生懸命やっていきたい」と応じた。最高裁での訴訟を巡る動きについては言及はなかったという。
 末松次官は以前、同市に出向した経緯があり、同省農村振興局長時代は開門問題の陣頭指揮に当たった。