アドビ、Premiere Rushでクリップの速度変更に対応したPremiere Rushバージョン1.2を公開

アドビは、Premiere Rushでスローモーション、高速モーションを実行、ビデオおよびオーディオクリップの時間を再調整できるiOS版、Android版、デスクトップ版のバージョン1.2を公開した。これにより、ビデオのインパクトの強い場面をハイライトしたり、ストーリーテリングを拡張が可能になる。

Rushの速度変更機能は、「速度」パネルを開き「範囲の速度」を選択、スライダーをドラッグするだけで速度が変更できる。再生速度はオリジナルを100%とした%値で示され、100%を下回るとスローダウン、上回るとスピードアップに設定可能。

クリップの速度の調整

速度変更の範囲を指定することで、クリップ内の指定した部分だけに速度変更を適用できる。タイムライン上でクリップを囲むように表示される青いハンドルをドラッグするか、速度パネルの「範囲」項目で指定。これにより、クリップの他の部分は100%の速度を保ったまま、指定範囲内だけ速度を変更できる。

また、速度変化させたい範囲の入り口と出口で、スピードアップまたはスローダウンの効果を徐々に適用する速度変化の「傾斜機能」や、クリップのデュレーション(再生時間)を手動で設定する「デュレーション調整」、再生速度を変更してもオリジナルのオーディオピッチが保たれる「ピッチの保持」にも対応する。

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