離島航路旅客数2年連続で増加　18年度長崎県内

　九州運輸局は7日、管内主要離島航路（13社18航路）の2018年度輸送実績を発表した。長崎県関係は壱岐・対馬－本土間、五島列島－本土間の旅客数がともに2年連続で増えた。
　旅客数は、壱岐・対馬－博多、唐津各港間（1社3航路）が前年度比2.1％増の約96万8870人。五島列島－佐世保、長崎、博多各港間（4社7航路、うち2航路は18年10月から休止）は同3％増の約111万3900人だった。
　運輸局によると、国境離島新法に伴う島民割引運賃の導入で利用が増えていることや、五島列島では「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の世界文化遺産登録に伴う企画ツアーの増加が要因とみられる。
　輸送車両は壱岐・対馬で6.7％増の約8万2千台、五島列島で2.1％増の約6万台。公共工事関係車両の利用が増えたため。