台風10号 週末小笠原に接近 13日(火)西・東日本に近づくおそれ お盆休みの移動は注意

 大型で非常に強い台風10号の影響により、小笠原諸島では、10日(土)から11日(日)ごろにかけて猛烈なしけとなり、風が強まり大雨となるおそれがある。高波に厳重に警戒するとともに、暴風、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に警戒・注意が必要だ。また、13日(火)に西・東日本の太平洋側に接近するおそれがある。お盆休みの帰省やレジャーの計画には、最新の台風情報に注意したい。

 大型で非常に強い台風10号は、9日午前3時には小笠原近海にあって、ほとんど停滞している。中心気圧は950ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は45メートル、最大瞬間風速は60メートルで、中心から半径170キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっている。

 台風10号は北上し、10日(土)から11日(日)ごろにかけて、非常に強い勢力を保ったまま小笠原諸島に接近する見込み。その後も北西または北へ進み、13日(火)に西日本から東日本の太平洋側に暴風域を伴って接近するおそれがある。

暴風・高波

 小笠原諸島の海上では、台風の影響で強い風が吹き、海上はうねりを伴い大しけとなっている。台風の北上に伴い、小笠原諸島では9日(金)夜遅くから非常に強い風が吹く見通し。その後も台風の接近に伴い、10日から11日ごろにかけては、さらに風が強まり大荒れとなり、猛烈なしけとなるおそれがある。
 高波に厳重に警戒するとともに、暴風に警戒が必要だ。また、伊豆諸島でも、11日ごろから大しけとなるおそれがある。

■10日にかけての予想最大瞬間風速
 小笠原諸島 35メートル
■10日にかけての予想される波の高さ
 小笠原諸島 10メートル

大雨

 小笠原諸島では、11日(日)を中心に、台風周辺の発達した雨雲がかかり大雨となるおそれがある。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に警戒・注意が必要だ。

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