好調・ヤンキースが序盤の猛攻で快勝 破竹の9連勝

【ヤンキース12-6ブルージェイズ】@ロジャース・センター

8連勝中と勢いに乗るヤンキースは、初回に2点を先制すると、3回表には一挙6点を追加。序盤の大量リードを生かして12対6でブルージェイズを破り、連勝を9に伸ばした。3番のジオ・ウルシェラは、前日に続いて1試合2本塁打をマークし、3安打4打点の活躍でチームの勝利に大きく貢献。6番のマイク・トックマンも11号2ランなどで4打点を叩き出す活躍を見せた。ヤンキース先発のドミンゴ・ヘルマンが5回4失点(自責点3)で今季15勝目(2敗)、3番手のルイス・セッサが3回1失点で今季初セーブをマーク。一方、ブルージェイズ先発のトーマス・パノーンは3回途中7失点の大炎上で今季5敗目(2勝)を喫した。

ヤンキースの勢いばかりが目立った一戦だったが、ブルージェイズの新人、ボー・ビシェットが球史に名を刻む活躍を見せた。「1番・遊撃」で先発出場したビシェットは、5回裏の第3打席で4号2ラン、6回裏の第4打席でタイムリー二塁打を放ち、5打数2安打3打点をマーク。これで長打は9試合連続となり、新人では1939年のテッド・ウィリアムス以来80年ぶりの快挙となった。また、この試合がデビュー11試合目のビシェットは、すでに13本の長打(二塁打9本と本塁打4本)を放っており、これはデビュー11試合での本数としてはメジャー新記録。さらに、デビューからの11試合連続安打は、すでに球団記録を更新し、21歳以下の新人としては、2003年のロッコ・バルデリ(13試合連続・現ツインズ監督)、1912年のエディ・マーフィーに次ぐ史上3番目の記録となっている。デビュー11試合で打率.408、4本塁打、OPS1.290と大活躍中のビシェット。今後の活躍も楽しみだ。

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