「桐箱すべすべ」親子で田舎や里山の職業ツアー 南丹

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桐箱を製作する様子を見学する参加者たち(京都府南丹市八木町・木村桐箱)

 親子で田舎や里山の職業を見て回る「りある・しゃかいかツアー」が8日、京都府南丹市八木町であった。森や木材市場、加工場を巡って子どもや大人が林業や木を生かした仕事について理解を深めた。

 ツアーは里山を守る活動をする女性グループ「やまぐに」(京都市左京区)が主催。地域や1次産業などの魅力や可能性を知ってもらうのが狙い。7月31日から8月25日までの計4回で、南丹、亀岡両市の林業や酪農、木工などに関係する場所を回っている。

 2回目の8日は12人が参加し、木材の競りが行われている八木原木市場や間伐がされた林業家の山、島津製作所が整備に協力する森を見学した。

 同町北屋賀の「木村桐箱」では、木村茂さん(85)と弟の末三さん(75)が大型の機械できりを製材して、かんなや金づちを使ってきり箱を作る過程を披露した。茂さんは「木を自然乾燥させるのに最低、2、3年かかる」などと説明していた。10月で廃業予定といい、参加者から惜しむ声が上がっていた。

 親子で参加した左京区の花背小中学校5年生(11)は「きり箱はすべすべして手触りが気持ちよかった。木材の競りや間伐も知れておもしろかった」と話した。