台風10号 14日(水)ごろ西日本に「強い」勢力で接近のおそれ お盆休みの移動は注意 最新の台風情報に注意

 大型で強い台風10号の接近により、小笠原諸島の海上では10日から12日ごろにかけて猛烈なしけとなり、非常に強い風の吹くおそれがある。高波に厳重に警戒するとともに、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒し、強風にも注意が必要となる。
 台風10号は、14日(水)頃に西日本の太平洋側に「強い」勢力で接近するおそれがある。お盆休みの帰省やレジャーの計画には、最新の台風情報に注意したい。

来週半ば以降に西日本に強い勢力で接近のおそれ

 大型で強い台風10号は、9日午後3時には、小笠原近海にあって、ほとんど停滞している。
 中心の気圧は955ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は40メートル、最大瞬間風速は60メートルで、中心から半径170キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっている。

 台風は今後、ゆっくり北上し、10日から11日ごろにかけて、強い勢力を保って小笠原諸島に接近する見込み。その後も北西または北へ進み、14日ごろに西日本の太平洋側に強い勢力で接近するおそれがある。

強風・高波 西・東日本の太平洋側でもうねりを伴った高波に注意

 小笠原諸島の海上では、台風の影響で強い風が吹き、うねりを伴い大しけとなっている。また、西日本と東日本の太平洋側でもうねりを伴って波が高くなっている。台風の接近に伴い、小笠原諸島の海上では非常に強い風が吹き、10日から12日ごろにかけては猛烈なしけとなる見込みだ。
 
■10日にかけて予想される最大瞬間風速
 小笠原諸島 35メートル
■10日にかけて予想される波の高さ
 小笠原諸島 10メートル 
 
 小笠原諸島では高波に厳重に警戒するとともに、強風に注意が必要だ。
 西日本と東日本の太平洋側でも、うねりを伴った高波に注意が必要となる。なお、11日から伊豆諸島で、12日ごろからは西日本と東日本の太平洋側でも大しけとなる見込み。

大雨

 小笠原諸島では、11日を中心に、台風周辺の発達した雨雲がかかり大雨となるおそれがある。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒が必要だ。

 小笠原諸島の予想雨量は、10日午前6時~11日午前6時の24時間で100~150ミリ。その後も12日にかけて、降水量はさらに増える見込みとなっている。

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