横浜Mポステコグルー監督は司令塔を信頼 鹿島と10日、上位対決

横浜F・マリノス ポステコグルー監督

 サッカーJ1横浜F・マリノスのアンジェ・ポステコグルー監督(53)が「マルコスシステム」の継続に自信を見せた。9日の全体練習後に取材に応じ、対戦相手の厳しいマークに遭っているブラジル人司令塔のマルコスジュニオールについて「ここ数試合、すごくいいパフォーマンスをしているし、抑えられているとは思っていない」と変わらぬ信頼を口にした。

 現在3位の横浜Mは、FW登録のマルコスをシーズン途中からトップ下に据える布陣で快進撃を続けている。ただ、3日の清水エスパルス戦では「マンツーマンというくらい相手が激しくマークしてきた」(マルコス)と持ち味を封じられ、10試合ぶりの零封負けを喫した。指揮官は、同じブラジル人でエースのエジガルジュニオが故障で長期離脱していることに触れ、「得点王を争うような選手を失えば難しい状況になる。それはどのチームも同じ」と説明。「その中でもマルコスは一生懸命やっているし、しっかりできていると自分は思っている」と攻撃陣を引っ張る背番号9を高く評価した。

 4位の鹿島アントラーズと対戦する10日のリーグ第22節(午後6時半・カシマスタジアム)は、上位生き残りを懸けたビッグマッチとなる。ポステコグルー監督は「鹿島はいいチームだが、いつも通り自分たちのサッカーをやり続けることが大事」と強調した。

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