お盆の墓参り注意、イノシシ被害増

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イノシシに荒らされたとみられる墓の区画=8月9日、福井県の福井市東山墓地公園

 福井県の福井市東山墓地公園で、墓の周辺の土がイノシシに荒らされる被害が急増している。公園を管理する市は7月末までに約40区画で被害を確認した。市はイノシシを引き寄せる原因になるとして、お盆の墓参り時に供え物を必ず持ち帰るよう呼び掛けている。

 東山墓地公園は6.1ヘクタールに約4800区画ある。イノシシによる被害は3年ほど前から年に数区画確認されていたが、今年は7月下旬の調査で約40区画と大幅に増えた。区画内のほとんどが無残に掘り起こされ、礎石があらわになった墓もある。園路も荒らされ、市は対策として8月から、イノシシの侵入を防ぐ柵の設置を始めた。

 市公園課によると、イノシシは草の根や土の中のミミズを餌にしている。墓地公園の近くでは7月下旬にクマの成獣も目撃されており、同課は「草取りや清掃をこまめに行い、供え物は必ず持ち帰ってほしい」と話している。

 同課によると、市が管理する足羽山西墓地公園と兎越山墓地公園はイノシシの被害を確認していない。