3年連続最高益 伏木海陸19年6月期

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 伏木海陸運送が9日発表した2019年6月期連結決算は、経常、純利益とも3年連続で最高益を更新した。貨物取扱量や自動車用資材の需要が落ち込んで減収に転じたものの、運賃の一部値上げや経費削減の徹底で利益を確保した。

 事業別売上高は、港運が前年比0.3%増の95億3800万円、不動産が8.1%増の10億7700万円、繊維製品製造は5.7%減の23億3400万円、旅行業などその他が11.0%減の12億8700万円。貨物取扱量は1.0%減の859万1116トンだった。

 期末配当は創業75周年記念の5円を含めて20円とし、年間35円とした。20年6月期は住宅や自動車用資材の需要減により減収減益を見込み、配当は年間30円とする。富山新港の倉庫の改修や荷揚げ設備の更新を進める。

 ▽常務(取締役営業部長)久保啓二郎=9月26日

■生産性向上と評価  「効率化の成果だ。大変喜んでいる」。会見に臨んだ伏木海陸運送の川西邦夫社長は相好を崩した。最高益を更新した業績は、外部に委託してきた業務の自社化に伴う経費圧縮や設備投資による生産性向上の結果だと評価した。  ただ、米中貿易摩擦や中国経済の減速で、鉄鋼分野など一部の品目で貨物取扱量が半減し、経営環境は悪化の兆しを見せている。「先行きは楽観できない」。不透明感が増す国際情勢に警戒感を示した。